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2013年読破済み本のベスト5

 外は冬景色の北海道、今年(2013年)も大詰めになってまいりました。この時期になると、一年を振り返ったり、来年の展望に想いを馳せたりする機会が増えます。出て行く金もかさむこの時期、大掃除はいつしようかなどと考えるその前に、今年で6回目となる2013年に読破した本、俺的ランキングを発表したいと思います。毎年よくやるなと自分でも呆れますが、もちろん今年もやります(笑)

2013年も順調に本を読むことができ、読破した本の冊数も100冊を超えるくらいには達しました。特に2012年に幕を開けた、AmazonのKindleをはじめとした電子書籍の利用が増えました。今年読んだ書籍の半分以上が電子書籍となっており、Kindleの恩恵を享受しています。Kindleの何がいいって、電子書籍を開くデバイスごとに、どこまで読んだのかという履歴が共有されるところで、まったくストレスを感じさせません。ある時はKindle PaperWhiteで読み、iPhoneで読んだかと思えば、iPadで読み進めたりと、本当にいい時代になったものです。願わくば、PCでも読めるようになって欲しいのと、もう少し冊数が増えればありがたいのですけども…。

さて、毎年懲りずに行なっている、その年に読んだ本を独自の視点で評価する、2013年のベスト本ランキングですけど、今年は比較的当たり年だったと思います。面白い本が多くランキングに困ってしまいました。

今年の評価基準ですが、単純に「夢中になって楽しく読んだ本」をランキングしてみました。

ちなみに過去のランキングは下記リンクからどうぞ。

2012年読破済み本のベスト5

2011年読破済み本のベスト5

2010年読破済み本のベスト5

2009年読破済み本のベスト5

2008年読破済み本のベスト5

それではfuminchuが選ぶ、栄えある?2013年に読んで面白かった本の1位は…………


第1位:成功する練習の法則―最高の成果を引き出す42のルール


ダグ・レモフ、エリカ・ウールウェイ、 ケイティ・イェッツイという、アメリカのカリスマ教師達が書いたビジネス書です。この本は「ビジネスブックマラソン」でお馴染みの土井英司さんが紹介して興味を示し購入しました。サブタイトルにもあるように、最高の結果を引き出す42のルールというのが、グサグサと私の心に突き刺さりました。特に前半部分は「この本やべぇ!」と思うくらい、興奮しながら読んだ一冊となりました!残念ながら後半の記述は少々ダレましたけど、それを補って余りあるくらい、前半部分の内容が素晴らしかったです!

ちょうど今年の9月頃に、私の息子の「サッカー練習をどうすれば確実に上達するか?」ということをあれこれ考えていて、結論が「反復練習を繰り返し、少しでも多くのテクニックを無意識でできるようにする!」と導いたのですが、この本を読み、それが間違っていなかったということを確信しました。

また、一番心に刺さったのが次の文です。

「反復練習によってできた基礎の上に、個性と想像力が開花する」
→ルール4:無意識にできるようになれば、創造性が解き放たれる より


これはある意味「納得」でして、何千回と繰り返しやって無意識・自動的にできることをしている時に、創造的な思考が湧きやすいというのは、やはり真理なんだなと思いました。

実は自分でもそういう感覚がなんとなくあり、これまで名著「思考の整理学」などでも記載されているように、三上(三上は、馬の上、厠の上、枕の上)や三中(無我夢中、散歩中、入浴中)の時に思考が進み、新たな示唆を得やすいというのが皮膚感覚で理解できていたからです。

私はというと、台所で茶碗洗いをしたり、アイロンがけをしている時に創造的な思考ができる、というのがわかっていて、「ながら作業」が創造性のカギであるとも考えています。

またこの本では、例として大好きなサッカー選手のネタや、有名スポーツ選手の考え方などを通してわかりやすく説明されているため、余計にハマってしまったのかもしれませんね。

正直なところ、この本はダントツの1位ではありませんけども、とにかく「練習」という部分で参考になるものが多く、押し出されるように今年の1位とさせていただきました。


第2位:才能を伸ばすシンプルな本


ダニエル・コイル著の自己啓発書です。この本は電子書籍で読みました。成功する練習の法則と同時期に読んだので、内容がかぶる部分がありましたが、才能を伸ばす52の秘訣がつらつらと書かれ、大変参考になります。また、電子書籍なのにアンダーラインをひきまくった1冊でもあります。Kindleでハイライト部分を抽出できるので、自分がラインを引いたところを読み返しただけでも、この書籍の素晴らしさがわかります。

この本も、コツコツと行なう練習の大切さや、使う言葉の大事さを述べているので、自分も意識して続けていきたいと思います。


第3位:頭がよくなる思考術


超訳ニーチェの言葉で一躍有名になった、哲学者「白取 春彦」さんの書籍です。2005年発刊のロングセラーでして、本屋でたまたま手に取り、数ページ立ち読みして「これは買いだ!」と即決してしまった書籍です。タイトルにある「頭がよくなる」というのは大袈裟ですけども、哲学的な文体なのに、どうしてこんなに心に響くのか不思議で仕方ありません。恐らくは、物事の本質を見事に捉えているからこその言葉だから、直接心に届くのでしょうね。

本当はこの本を1位にしようかと思ったのですが、126ページと短く、一つの章をあっという間に読み終える程度の文量なため、3位としました。

ただし内容は素晴らしく、我が家のトイレに完備して、一日数ページごと読み返しています。読めば読むほど感銘を受ける、珍しい本ですね。私はすっかり白取さんが気に入ったので、他の本も買い漁っています。来年も白取本が上位に食い込みそうな予感がしています。


第4位:まずは動詞を決めなさい。


主婦で30歳から英語などの多言語を学び、翻訳者として活躍する「網野智世子」さんの英語本です。この本を語るときに、すでにタイトルで示している通り「動詞」を深く理解することこそが、外国語習得の近道である!というのが、あまりにもセンセーショナルでした!

私は全然英語ができませんが、息子達に「どうすれば英語をマスターできるか?」と問われた時にドヤ顔で「動詞から学べばいいんだよ」と方針を述べることが出来そうです(笑)

目から鱗の外国語学習法なので、日本も教育の現場で、動詞フォーカスメソッドを取り入れればいいのにと思わせてくれました。英語学習で悩む人には超お奨めです。


第5位:「超」入門 失敗の本質

(電子書籍)

名著「失敗の本質」をもとにした解説本的な扱いになるのでしょうけども、私は「失敗の本質」を読んでいないので、すんなりとこの書籍の内容に魅せられました。Amazonの書評を見ると、「失敗の本質」を読んだ方がいいなどと書かかれていますけども、充分に示唆に富む内容が多かったです。先に本家の「失敗の本質」を読破していたら、ひょっとすれば評価が変わったのかもしれませんが・・・。

この本は、旧日本軍の戦略から失敗をひも解くという手法なので、これまで知らなかった旧日本軍の事例などが豊富であり、逆にそれが新鮮でした。おかげでアンダーラインもひきまくりで、読み進めるのが楽しく感じる良本です。今後はこの書籍に記載されていることをもとに、己の失敗パターンに当てはめてみて、失敗しにくい考え方を取り入れていきたいと思います。


次点:凡人を達人に変える77の心得-野村克也(電子書籍)


恐らく電子書籍でしか販売されていないと思われますが、野球人「野村克也」さんの珠玉の言葉の数々が読めます。私はあまりノムさんのキャラが好きじゃないので、どちらかというと、野村本は敬遠していたのですが、読んでみて評価が一変しました。もっと他の本も読みたくなるような、含蓄のある文章にやられました。野球を例にして「達人」になる心得を説いていますが、自分自身に置き換えて参考になるところがたくさんありました。価格も安いので、Kindleで読めるならばお奨めです。


・・・とまあ、こんな具合でベスト5+1を紹介いたしましたが、どれもこれも良本なので、興味があればぜひ手にとって欲しいですね。特に教育に携わる人は「成功する練習の法則」と「才能を伸ばすシンプルな本」は特にお奨めいたします!

あと一つだけ、今年は小説部門で「重松清」さんの作品にハマっていました。「とんび」とか「その日の前に」とか最高です!!私の琴線に触れまくりでした。もっと早く読んでおけばよかったと後悔・・・。できれば重松本全てを集めたいですね~。

小説部門:重松清作品

その日の前に(電子書籍)とんび(電子書籍)ステップ



来年はどんな本に出会えるか、楽しみでなりませんが、2014年はより一層電子書籍にシフトしそうな気がしています。なので、月に一度は本屋に立ち寄って本のチェックを直にしたいものですね。

Book is part of my life!!
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2012年読破済み本のベスト5

 時間が経つのは、こんなにも早いものなのかと、日々痛感している私ですけど、2012年も残りあと僅か。どうしてもこの時期になると「お前は今年、何事かを成し得たのか?」と、1年間堕落的な時間を過ごしてきた自分を厳しく問いつめたくなります・・・。

私的な感覚ですけど、2012年は本当にあっという間に過ぎてしまった感があります。毎年自分に課していた「年間未読本100冊読破」という誓いも反故にしてしまい、たかだか50冊程度しか本を読むことができず、だからといって忙しかったかと言われれば何とも・・・。

 いみじくも、今年はAmazonからKindleが日本で発売され、本格的な電子書籍時代の幕開けとなりました。こういう年こそ、むしろ読書三昧な年にするべきだったのかもしれませんね・・・。

 しかしKindkeストアなどを眺めると、どうしてもコンテンツ不足は否めず、Amazonも長期的な展望をもとに、日本市場に参入したのだろうとは思っています。私自身、Kindle Paperwhite 3Gを購入し、すでに5冊ほどKindleで読みましたが、電子書籍リーダーとしての実力は本物だと感じています。その辺の話しはこちらで紹介していますので、よろしければどうぞ。

 2013年はもう少しKindleの比率を上げていきたいなと考えていますが、蔵書が少ないので何ともはや・・・。早急な蔵書拡充を望んでおりますが、どうなることやら。

 まあ、といった愚痴はほどほどにして、当ブログ毎年年末の恒例行事でもある、読破済み本のランキング企画を今年もやろうかと思います!!ちなみに過去のランキングは下記リンクからどうぞ。

2011年読破済み本のベスト5
2010年読破済み本のベスト5
2009年読破済み本のベスト5
2008年読破済み本のベスト5

 たかだか50冊程度の中から選ぶので、あまり参考にならないかもしれませんが、ブログにさらして自己満足し、ただ納得したいだけの私の気持ちを汲んでいただき、ご笑覧いただけると嬉しいです(笑)

 さて昨年(2011年)は、ベスト5を選ぶ評価軸を「内容が深く心に残った書籍」と定義し、算定の重要要素として選別いたしましたが、今年はそれほど読破冊数がないので、単純に「面白かった、タメになった、情報を活用したくなった!」という数少ない書籍を単純に序列してまいります。

 それではfuminchuが選ぶ、栄えある?2012年に読んだ面白かった本の1位は…………

第1位:夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神


となります!!

 もう文句無しです。これだけ笑えてタメになって、読後感も爽やかな本にめぐり合えることはなかなかありません。ベストセラーである「夢をかなえるゾウ」の続編扱いとなりますが、私はストーリーの複雑さ加減や笑いの多さを加味しても、この続編の方が面白いと思っています。中身に関してはネタバレになるので触れませんけども、作者の水野さんには、このままパート3、パート4と、シリーズ化して欲しく存じます!人生に役立つ至高のエンターテイメント、それがこの「夢をかなえるゾウ2 ガネーシャと貧乏神」です。超お奨めなので、ぜひとも先入観無しに読んでみてください。私もこんな本を上梓してみたいな~。


第2位:アイデア鉛筆


 2位にはアイデア鉛筆を選びました。作者の渡邊 健太郎さんは、カリスマコンサルタントであり経営者でもありますけど、とにかくアイデアで勝負している方だなと、強く思わせてくれます。鉛筆を使ったアイデア出しなんて、私は想像もしませんでしたが、コレもの凄く役に立ちます。あまりにも役に立つので当ブログでも紹介しちゃってます!

エンピツ転がしでアイデアを生みだす
by 気になるけど

 さらには、iPhoneアプリである「エンピツ君に聞け!」の活用にもつながっていきました。

エンピツ君に聞け!
by iTunes

 アイデアをどうしても捻り出さなければならない方とか、企画に苦しんでいる方には、既存のアイデアの組み合わせだけで、これだけ世界が広がるんだ!ということを体感していただきたく存じます。

 ちなみにこのアイデア鉛筆、12月に「夢をかなえるゾウ2」が発刊されなければ、それまでの1位でした。


第3位:∞(むげん)アイデアのつくり方


 株式会社バンダイの社員である、高橋晋平さんの本です。無限プチプチという玩具を発案された方の書籍ということで、発売後すぐに購入したのですが、いやいや面白かったです!ベースとなる考え方は「しりとり」なのですが、しりとりもここまでやると、アイデアの源泉になるんだと、目から鱗が落ちました。遊び心を忘れず、真剣に向き合う姿勢に共感します。本の価格も手ごろなので、お奨めです。


第4位:これから10年活躍できる人の条件


 2012年になって最初に読んだ書籍です。カリスマ経営コンサルタントである神田昌典さんの本です。この本の内容は話半分でちょうどいいくらいかもしれませんが、とにかく面白いです。神田さんはスピリチュアル方面の情報も活用しますので、予言めいた刺激的な話が多く、読む側としてはどこまで信用していいのやらと迷うかもしれません。私自身、神田本のファンということもあり、迷わず購入しましたけど、全ての人にお奨めできる本ではないということは記しておきます。2024年頃に会社という概念が無くなるとか言われても、きっと多くの人は「??」という感じになりますよね(笑)この辺は神田さんの書籍を常に目通ししていれば何となくネタっぽく捉えられるのですがね~。単純に面白く、タメになったと私が感じたので、4位としました。


第5位:ワーク・シフト


 ロンドン・ビジネススクール教授であり、英タイムズ紙の選ぶ「世界のトップビジネス思想家15人」のひとりにも選ばれたリンダ・グラットン氏の著作です。ガチガチのビジネス書ですが、2025年に世界はどうなっているか?ということを、さまざまな予測と事例をもとに、ストーリー仕立てで読ませてくれます。翻訳を池村千秋さんが担当しているから読みやすいだけなのかもしれませんが(笑)、400ページあるとは思えないくらい、サラッと読めました。日本に関する記述はあまりありませんが、10数年後の未来に、世界はこうなっているかもしれない、という事を想像しながら読むと、これからの10年を生きる私達のヒントにつながるように思えます。

 P26で、「未来に押しつぶされない職業生活を築くために、どのような固定概念を問い直すべきなのか。私たちは三つの面で従来の常識を<シフト>させなくてはならないと、私は考えている」とあるように、こういう未来が予想されるから、こういう考え方でいた方がいいということを、教えてくれる良書でもあります。ビジネス書好きな方にはお奨めです。


特別:ストーリーとしての競争戦略


 ベスト5選外ではありますが、一橋大学大学院国際企業戦略研究科(ICS)教授の肩書きを持つ経営学者「楠木 建」さんの著作を紹介いたします。2010年頃話題になっていた書籍で、発売後すぐに購入したのですが、ややしばらくの間、自宅の本棚でホコリを被っていました…。そんな重い腰をあげたのが2012年秋、実際に手にとってみると、いやいや面白い。楠木さんの語り口調にぐいぐいと引き込まれていきます。正直言って、読み始めた時には「これは名著の予感!」という感覚を持ったのですけど、いかんせん文章が長いのです…。話しは面白いし、事例は豊富だし、経営戦略というものを学ぶには最適な書だとは思います。線も引きまくりました。抜書きもいっぱいしました。でもやっぱり500ページを超える骨太の文量には圧倒されてしまいます。私の読むスピードはそんなに遅くないのですけど、面白さゆえに途中で何度も止まって熟読してしまい、忙しさも手伝って、読破するのに1カ月近く要しました…。経営に興味がある人にとっては、記載している内容はピカイチだと思います。ただ、最初から最後まで読破するのに時間が止まってしまうかのように先に進みません。こういう書籍は久しぶりでした(苦笑)


番外編:「スモールビジネス」成功のセオリー90!


「スモールビジネス」成功のセオリー90!
by iTunes \85


 番外編として、iPhoneで読んだ電子書籍を紹介します。私は「スモールビジネス」という言葉に、これまではさほど興味が無かったのですが、なぜか気になって購入して読んでみたところ、大変面白かったです!私もスモールビジネスをいくつか回してみたくなりました。90のセオリーがとにかく心に刺さります。電子書籍でこれほどアンダーラインを引きまくったのは初めてでした。残念ながら2003年発刊ということで、多少内容が古く感じるかもしれないということで選外としましたが、スモールビジネスに興味のある方には特にお奨めしたい書籍です。

 とまあ、ざっと紹介してきましたが、所感として2011年よりも面白い本が多く、読んだ冊数は少なくとも内容は濃いものが多かった印象でした。正直なところ、もう少し本を読む時間を確保すれば良かったと後悔しています。2013年はもう少しギアを上げて、本を読む時間を多く取りたいと考えています。なんだかんだ言って、本はしょっちゅう仕入れているので、いっこうに積ん読本が減りません。一度手持ちの未読在庫本をゼロにしてみるというのも一興かもしれないですね。

 来年はどんな名著と出会えるのか、楽しみでなりませんけど、己の価値観を変えてしまうような影響力を持つ書籍に出会いたいものです。また、電子書籍にも積極的に関与していくつもりではいます。本当はその都度、ブログ上での書評を書ければいいのでしょうけどね、どうしても熱意が無いというか何と言うか・・・モニョモニョ。そんなこんなで、2013年はより多くの本を読みます宣言をしたいと思います。
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2011年読破済み本のベスト5

 2011年も師走を迎え、時の移ろいの早さをしみじみと実感しております私ですが、毎年この時期の恒例行事でもある、読破済み本のランキング企画を今年もやります!!ちなみに過去のランキングは下記リンクからどうぞ。

2010年読破済み本のベスト5
2009年読破済み本のベスト5
2008年読破済み本のベスト5

 まあ2011年が終わると言っても、12月もまだ半月ほど残っているので、ひょっとしたらあと数冊読むかもしれないのですが、今年の読書冊数が、ノルマである80冊をすでに超えているため、フライング気味に今年のBEST5を発表しちゃおうかと思います。

 昨年(2010年)の評価軸は、「読んでみて実際にタメになった!感動した!」という書籍5冊を選ばせていただきましたが、今年は純粋に「内容が深く心に残った書籍」を評価算定の重要要素として選別しています。というのもですね、今年に限っていえば、100点満点に近いような、心踊り感動に咽ぶような「スゴ本」に出会えなかったこともあり、正直言ってどの本を1位にしようか悩みました・・・。

 また、今年は今までにないくらい、小説を多数読んでおり、好きな作家が増えて幅が広がった感はありますけど、残念ながら心を震わせるような記憶に残る作品には巡り合うことができませんでした。小説は図書館から借りるものが中心で、自費で購入した本はそんなにありませんし、過去の著名な作品ばかり読んでいたので、事前に内容を知っていたのが大半であったことも、印象を薄くした一因だとは思います。そういった事情もありまして、ランキング内はすべてビジネス書という結果になったことも付け加えておきます。

 それでは早速発表してまいりたいと思いますので、よろしければお付き合いください。

fuminchuが選ぶ、栄えある?2011年に読んだ本1位は…………

1位:40代を後悔しない50のリスト


となります!!

 私も今年で不惑を迎えました。そのため、この書籍が物凄く参考になりました。定年退職した人の後悔のうち、そのほとんどが40代での後悔を挙げるようなので、老後に悔いることのないように、今のうちにやっておくべき事、学ばねばならない事などを、これまでに培ってきた自分のリストと照らし合わせ、さらに洗練されたように思えます。そもそも私は、人生を生きていくうえで「やるべき事」「やらない事」を決めながら、自分の思い通りに制御できるように過ごすことを目指しています。しかし、自分が立案したものが果たして正しいのか正しくないのか、判断に迷うところではあります。そういう時は、先人に学ぶことも必要だと考えています。そして「40代を後悔しない50のリスト」のような書籍を活用することにより、先人達が悔やんだことを洗い出し、今後の人生を生きるための参考にすることが出来るはずです。ちょうど私の年代に合致した面もありますが、この本が2011年の1位ということにします。10代・20代の方々には参考にならないかもしれませんが、いつか悩む時がくるのですから、事前に読んでおくことが望ましいのではないでしょうか。

2位:ミステリーの書き方


2011年の2位に選んだのがこの「ミステリーの書き方」です。この書籍はタイトルが示すとおり、ミステリージャンルの作家が、その小説の書き方を語ったもので、ハウツーではありませんが、それに近い類いの書籍であると言えます。この本は、小説を読んだり書いたりしない方には、あまり役に立たないかもしれません。文章を書く人や、アイデアを生み出し企画を出すような人にも参考になりますが、そうではない方には、逆にお薦めしません。というのも、400ページを超えるボリュームに、1ページに2段組という構成のため、字数も相当数となり、読破するのに骨が折れます…。私は読む目的があったので、興奮しながら読みましたが、何となく手にとった方だと、きっと途中で本を置いてしまうでしょう。また、東野圭吾さんや伊坂幸太郎さんなど、有名で幅広い世代で人気がある作家さんが寄稿しているため、作品の裏話や、どういう背景で書いたものかとか、そんな読み方もできたりしますので、ファンの方も楽しめます。とにかく苦労して読みこんだ人には、何らかの恩恵がある書籍だと考えていますので、興味が湧いた方はぜひ手にとってみてください。

3位:イシューからはじめよ


3位には、ヤフーCOO室室長である、安宅和人さんの「イシューからはじめよ」を選びました。話題になった書籍ですので、読んだことがある方も多いかもしれませんね。私はこの本を2度読み返しましたが、未だに「issue(イシュー)」とは何かというのがモヤモヤしています…。イシューの定義としては、「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」、「根本に関わる、もしくは白黒のついていない問題」ということですが、イシューの見極めから始まり、何に答えを出す必要があるのか、そのためには何をあきらかにしなければならないのか、そういう分析手法を学ぶことができる、良書であります。ですが、はっきり言って難しいです。問題の設定と解決法というのは、人の数だけあるのかもしれませんし。ただ、イシューベースでの問題解決法を使えるようになれば、恐らく今後死ぬまで仕事に困らないのではないでしょうか?文体は柔らかく、若いビジネスパーソンが読んでもすんなり受け入れられますが、いざその手法を使う段階になった時に、己の未熟さを思い知ることになるでしょう。このイシューの概念は使って検証して改善してナンボだと思います。一度や二度、この書籍を読んだからといって、あまり役には立たないでしょう。だからこそ、何度も読み返し、イシューという概念を腹に落とし込むことにより、享受できる対価は大きいものとなるでしょう。興味のある方はぜひとも、10回くらい読み返し、その概念や手法を学ぶと、残りの人生は大きく変わるかもしれません。

4位:パーソナル・プラットフォーム戦略


4位に選んだのは、平野敦士カールさんの「パーソナル・プラットフォーム戦略」です。この本は以前発売した「プラットフォーム戦略」の個人向けにリライトしたものという位置づけのようですが、1050円という価格でお得感もあり、さらに電子書籍もあることから、手軽に手に入れることができる良書です。ただ、中身は相当骨太です。この本では、「ひとり社長」を目指し、先行き不透明な社会を生き抜く術として、パーソナル・プラットフォーム戦略を提唱しています。ひとり社長とは、「グローバルな市場を相手に、自らのノウハウを武器にして、さまざまな企業や人とアライアンス(提携)し、「自分をいろいろな人が集まる〈場〉」すなわちプラットフォームにすることによって、どんな時代になっても何があっても稼いでいける人」とのことですが、まさにこれからのサバイバル時代を生き抜くヒントがあちこちに散らばっていて、電子書籍で購入した私は、iPad内のアプリ上でアンダーラインを引きまくりました。すべてのビジネスパーソンに読んでほしい一冊です。


5位:アイデアを形にして伝える技術


 『HACKS !』シリーズの共著者である、原尻淳一さんの書籍です。インプットとアウトプットについてに書かれた新書となります。さらっと読める割には、書いてあることは質が高く、実際のビジネスの現場で参考になる考え方や方法がいくつも記載されています。私はこの本を本屋でみかけ、パラパラと目次や中身を眺め、すぐにピンときてレジに走りました。特に私が参考になったのが、第4章の「マンダラートを活用してツリー構造をつくる」という箇所で、この概念がもとになり、現在iPadにおいて、iMandalArtとiThoughtsの連携という神構成に辿りつくことができました!価格も安く、お奨めです。


次点:アイデアのヒント


 残念ながらベスト5入りは逃しましたが、この本もかなりの良書なので紹介しておきます。ジェームス W.ヤングの著した、名著「アイデアのつくり方」の続編というか実践編のような内容の書籍で、日本では2003年に発刊されています。ぜひとも全ての方に読んで欲しい本なのですが、発刊されて10年ほど経過するため、2011年のランクに入れるのを憚ったというのが、ランク入りから外した最大の理由です。実際に読んだことがある方や、所持している方もいらっしゃるでしょうから、まだ手にしたことがないとすれば、一読に値します。平易な言葉や概念が並んでいるので、評価が低い方もあるようですが、「ひらめきにもコツがある」という認識を持つだけで、世界中でどれだけの方々が、クリエイティビティの助けになったことか知れません。「ひらめき」なんて偶然の産物なんだ!と考える人もいるでしょうが、私は勘所を知っているか、コツをつかんでいるかが、創造性を発揮する重要な分かれ道になると信じて疑いません。本当は1位でもおかしくない書籍ですが、少々風化している内容もありますので、ランク外での紹介とさせていただきました。


番外編:進撃の巨人(マンガ)


 そしてもう一つの「例外」として、マンガを紹介いたします。若い方や流行に敏感な方は既にご存じと思いますが、「進撃の巨人」です。今年はiPadを購入したこともあり、マンガの電子化に努めていたのと、新たな作品を大量に仕入れたことから、小説やビジネス書よりも、マンガを読んでいた時間の方が長かったと思われます。そんな中、この進撃の巨人を読んで衝撃を受けました。最初は、「よくもこれだけ人が食われるシーンをリアルに描けるな…」と、猜疑的な感覚でおりましたが、どんどん巨人の支配する世界に心が引っ張られてしまいます…。徐々に謎が明らかになる手法や、主人公のエレンが巨人を発動したりと、今後の展開に期待せずにいられません!ですが、グロテスクなシーンもあるので、万人にお奨めはしません。私の中では名作「寄生獣」と似た感覚でいます。どうやら実写映画化されるらしいですし、今後益々人気が出るのではないでしょうか?手にしたことがない方は、一読を奨めます。

 ということで、2011年読破済み本のベスト5を紹介してきましたが、冒頭でも説明した通り、本当に心が震えるような、名著と呼ばれるような書籍には巡り合えませんでした。もちろん1位の「40代を後悔しない50のリスト」から、5位の
「アイデアを形にして伝える技術」まで、面白かったのには違いありません。実際タメになりましたし、何度か読み直してもいます。

 しかし何年もの間、名著と誉れ高い書籍にめぐり合ってきた私に取って、年々判定基準が高くなっているのは事実です。つまり年々審査の目が厳しくなるようなものなので、ある人が「名著だ!」と叫んでも、私は「平凡な書だ」と切り捨てるかもしれません。書籍もゼロベースで読みふけることを是としているつもりではいますが、やはり心のどこかに「これは以前にも読んだことがある…」という感覚が湧くと、途端にテンションが下がっていくのが分かります。私なんて、世間の読書家書士に比べたら屁のようなものですし、まだまだ読んだことのない名著がたくさん存在しているのも承知しています。

 願わくば、毎回名著に当たることが望ましいのですが、そんな事はありえないので、母数を増やす、つまり読む本の数を増やすことが、名著を見つける最大の方法なのかもしれませんね。と言いつつも来年は、少し読書量を減らし、クリエイティブ方面に時間を費やすつもりでおりますが、願わくば1冊でも多く、心を震わすような名著に出会えることを祈りつつ、2012年を迎えたいものですね。
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感動の条件

◎感動の条件


-------------------目次--------------------
第1章 成功し続ける人の共通点
第2章 感動を生み出す「フォーユー」という考え方
第3章 感動が出会いを広げる
第4章 感動を生み出す非効率の追求
第5章 感動が夢を叶える
第6章 感動を生み出す自分の作り方
最終章 誰かのために生きるということ
by livedoor books
-------------------------------------------

 大分県で有名なたこ焼き屋「天までとどけ」や、九州地方で「陽なた屋」「夢天まで届け」「大名陽なた屋」などのユニークな居酒屋を経営し、数々の講演会や執筆、人材育成などのコンサル事業までを手がける「永松茂久」さんの書籍です。超有名人である、斉藤一人さんのお弟子さんとのことですので、とにかく熱い方という印象ですね。

 この「感動の条件」には、講演会のDVDも梱包されているので、一冊で二度美味しい書籍でもあります。また、読む人・観る人によっては、サブタイトルにあるように「あなたの一生を1時間で変える」ことになるやもしれない、熱い内容になっております。

 私は先に、80分ほどある講演会のDVDを観てから書籍を読んだのですが、書籍の方が70:30の割合で面白かったように感じます。もちろん講演会の内容もイイ話しの連続でして、私の大好きな作家、喜多川泰さんの書籍の話しが出てきたりと、さすが斉藤一人さんのお弟子さんだなと感心してしまいました。ただ書籍の方が内容に厚みが感じられ、より心に響きやすかったです。

 うまく言葉で表現できないのですが、まさに「本質」を突いている言葉の数々に、私も感動を覚えましたし、実際に永松さんが経営するお店に行ってみたいとも感じました。私は永松さんのことをまったく知らなかったので、講演会のDVDを観て、「ああ、こういう人生を送られてきた方なんだ」と、興味深く眺めていましたが、どうも最近「立志伝」的な内容は食傷気味でして、書籍でDVDの内容と被る部分では早読みしてしまいました(スイマセン)。

 しかし、早読みでページをめくる私の眼球がピタッ!と止まったのが、この本の肝となるであろう、第5章と第6章の部分です。ちょっと私の動きが止まった一節を抜書きしてみます。

人の成功には二種類の道があります。

一つは、しっかりとした目標を立てて、具体的な計画を作り、あきらめずに歩いていくというもの。これを「目標達成型成功」と呼びます。

そしてもう一つは、目の前の人、仕事を全力で大切にすることで、人に好かれ、頼まれごとが増えていくうちにどんどん道が開けていく方法。これを「展開型成功」と呼びます。

実は本書は二つ目の展開型成功の本なのです。


 この記述を見たときに、自分の中で「ズキューン!」という銃で後ろから撃たれたような感覚に陥りました。それがどうしてかと言うと・・・私は見事に一つ目の「目標達成型成功」を目指していたからなのです!しかも、この言葉を目にするのは初めてではなく、以前も何度か「展開型成功」という記述を書籍の中で見かけていたのにも関わらず!読んだタイミングもあるかと思いますが、心にグッときました。

 細かくSMARTな目標を立て、PDCAサイクルを回し、ビジネス書や自己啓発書を読みふけつつ己の心を鼓舞し、自分にとっての「成功」に向かって進み続けていくという、典型的な「目標達成型成功」を目指していた私ですが、「展開型成功」という表現を見た瞬間に、いかに自分が目の前のことを疎かにしていたか、目標に向かうことに注力しすぎて、大切な人達をどれだけないがしろにしてきたか、ということが頭をよぎりました・・・。

 もちろん「展開型成功」の方法でもある、下記のような考え方、

「相手の気持ちになって動けばいい」
「目の前の人を幸せにすることを考えろ」
「常に期待以上を目指す」
「ポジティブな言葉を使う」

などなど、実にシンプルな「成功法則」ともとれる言葉の数々を、知っていたにも関わらず、私は「目標達成型成功」に向け、たまにわき目を振りながらも、邁進してきたことは否めません。何か心に引っ掛かるものがあったのでしょうかね~・・・。

 そもそも私はこれまで、一人で戦おうとし過ぎてきたのかもしれません・・・。自分を信じろ!とか、お前なら出来る!という、根拠も無く鼓舞し続ける心の言葉に、嫌気がさしていたのかもしれません。自分はそんな「マッチョ」ではないのにね・・・。

 他にも「間にある幸せを大切にする」とか、「フォーミーとフォーユー」の考え方など、独自の視点で語られた理論がいくつも書かれており、その多くに共感を覚えました。いくつかのエピソードでも涙が溢れてきたりと、私も感動を人に与えるような生き方をしたいと夢見ておりますので、参考になる部分が多かったです。

 本の帯びに斉藤一人さんが「この本に感動しました」とコメントしておりますけど、人は感動という感情で動く生き物だということを、改めて教えられたような気がする良き書だと思います。

 よってこの本の評価ですが★★★★☆とさせていただきます。内容は素晴らしいです。私には共感できる記述が多かったのですが、読む方の考え方によっては、懐疑的に捕らえられる部分もあるような気がしています・・・。

 仕事の意義に悩んだり、既存のマネジメントに苦しんだりしている方には、本書に書かれているような行動をすることにより、劇的に改善することもあるのではないかと思っています。きっとビジネスマン向けに書かれた本でしょうが、学生さんや主婦の方、年配の方が読んでも共感できるものがありそうです。機会があれば一読を奨めます。
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やりきる

◎やりきる


-------------------目次--------------------
第1章 勝ち方へのこだわり
第2章 リーダーの人間力
第3章 逆転の発想法
第4章 試練を乗り越える底力
第5章 人と組織をつくる
第6章 いいヒヨコを育てるのがニワトリの役割
by livedoor books
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 ユナイテッドブックス様より献本いただきました。6月に送付いただいてから、掲載が遅くなり、大変恐縮でございます…。諸々の事情が重なっておりましたが、やっと読み終わりましたので、せめて誠意をもって書かせていただきたく存じます。

 講道館館長であり、全日本柔道連盟会長でもある、上村春樹さんの自伝的自己啓発書です。「柔道界のトップが今明かす、弱点を武器に変える超逆転の発想法」というキャッチフレーズが帯に書かれております。

 内容はというと、柔道のエピソードになぞられながら、心の持ちようだとか、逆境での心得とか、リーダー論、人の育成など、参考になる言葉や事例がたくさん書かれております。

 私はこういった人生訓とか自己啓発系の内容の書籍は一通り読んでおりますので、普段そういうジャンルの本を読まない人よりは、厳しい目で判断してしまいがちですが、それを差し引いても、参考になる内容がいくつもあり、楽しませてもらいました。

 むしろ、事前知識無しに読んだのが功を奏したのかもしれませんが、いやいや、なかなかタメになる話が満載でございました。柔道を知り尽くした著者による、柔道というフィルターを通して世の中を見た言葉の数々がユニークで、自分なりの信念を持った方なんだなと、読んでいて感じました。

 中でも「リーダー」についての記載は多く、私が感銘を受けたのも「リーダー」に関しての記述が大半でしたので、その辺をつつきながら書いて参ります。

 「第2章 リーダーの人間力」にて、書かれていますが、

リーダーに一番必要なものは「人間力」である


と喝破されている上村さん。実は私もまったく同様の意見です。

 どんなに勉強ができても、どんなに運動ができても、どんなに仕事ができても、結局は「人間力」がなければただの一プレーヤーでしかありません。ここで言うリーダーとは、指導者でありマネージャーであり組織を引っ張っていくものであると考えていますが、人を惹きつけるのはやはり「人間力」、そしてリーダーとしての素養を満たすにも「人間力」が一番重要だと考えております。

 上村さんは、

それまでの人生で何を培ってきたのかという人間力が最も人をひきつける源になるのです。


とおっしゃられていますが、これはもう誤魔化しがきかないものですよね。その人の人間性や性格、普段の言動や行動全てひっくるめて、人間力として現れてくるものです。上っ面だけの優しさとか、誰も見ていないから別にいいだろうと、つい手を抜いてしまったりとか、そういったことは、実は他人に気づかれやすいものです。私も以前、人が見ていない時や誰も周りにいない時に、おもいっきりサボっていたことが一度や二度では済まされません・・・。まさに人間力の欠如ですね。

 ではリーダたるものに、ふさわしい行動とはどういったものであるか、上村さんは3つ挙げています。

1、当たり前のことをきちんとやる
2、続ける
3、量をこなす


 1の当たり前のこととは、基本に忠実とか、やるべき時にきちんとやる事とか、それを行なって然るべきものをきちんとこなすことを指しているのでしょう。

 2の続けるとは、すぐに諦めてしまわないとか、一度決めたことを真摯に行ない続けるとか、止めてしまった時にはそれ以上前進することはないのだから、続けることが前に進む唯一の手段という意味でも、大事なことでしょう。

 3の量をこなすというのは、同じことを10回程度やった人よりも、1000回やった人の方が、より熟練度は増しているということを言っているのだと思います。本文中でも稽古の回数でのエピソードがなぞられていました。

 つまり、この3つの行動を意識するだけで、真のリーダーへの道は拓けるということとも言えましょう。ただ、単純なことだけに難しいものですよね。ふさわしいリーダーになるというのは、大変なことに感じてしまいます・・・。

 さらに上村さんは、リーダーとしての条件で、

・ぶれない人である
・100%善人であるより、清濁併せ呑む人の方が務まりやすい


とも述べてらっしゃいます。

 確かにその通りでして、意見をあれこれ変える人よりも、言ったことを守る人の方が信用されやすいでしょうし、また、常に正しいことを是とする人よりも、臨機応変に良いことの定義を変えている人の方がバランスが取れているはずです。

 う~む、こうしてリーダーたるものの条件を突きつけられると、自分はリーダーとしては半人前どころか、4分の1前にも達していないのかもしれません!では1人前のリーダーになるにはどうすればいいか?上村さんは「リーダーの条件7か条」というものを提示して、明日のリーダーへの道標を示しています。

リーダーの条件7か条

1、選手強化に対する自分の「哲学」「信念」を持て!

2、チームと選手の「夢」と具体的な「目標」を持て!

3、選手と日頃から良きコミュニケーションを持て!

4、ハートは熱く、しかし頭脳は冷静に取り組め!

5、常に「研究心」「向学心」を持て!

6、選手に練習の「質」と同様に「量」の大切さを悟らせよ!

7、勝因・敗因を分析し、次に臨め!


 きっと柔道の世界でのリーダーへの7か条なのでしょうが、内容に汎用性がありそうなので、他の道を志す方でも参考になるのではないでしょうか。ただし、言葉が抽象的なので、実際どうやって「哲学」や「信念」を持てばいいのかだとか、良きコミュニケーションはどう持てばいいのかとか、そういう具体的なところまでは言及されていません。リーダーたるもの、自分で見つけていかねばならないのだ!といったところなのでしょうか・・・。ただ、実際に柔道界のリーダー(top)として君臨されている上村さんの言葉だけに、説得力があります。

 この「やりきる」を読んでいると、何やら甘い考えの自分を戒められているような錯覚に陥りますが、そういう感情が沸き起こるということは、私はまだまだリーダーたる資格を持ち合わせていないのかもしれませんね。精進が必要です・・・。

 でも、ビジネス書でよくある、上から目線口調での文章ではないため、上村さんの温厚そうな性格がにじみ出た、数々の自伝的エピソードがまたいい味出しています。ロシアのプーチン元大統領が柔道好きな面を見せた話しとか、思わずメモしてしまいましたし。

 柔道とともに歩んできた人生を振り返った時に、やっぱりそこには柔道の教えがあった、そんな想いのこもったエピソードが満載ですので、柔道が嫌いな人じゃなければ、一読してみることをお奨めします。

 ・・・と、ここまで書いてきて何なんですけども、実のところ、私はあまり「自伝」というジャンルの本には手を出さない傾向があります。なぜなら自伝書は、「その方特有の物語」であり、どちらかといえば「稀有なケースのノンフィクション」であり、武勇伝やら過去の述懐でしかないものが大半だからと思いこんでいるからです。もちろんそんなことはない書籍も多くあるでしょうし、事実この「やりきる」は面白く読ませていただきました。それが私の勝手な思い込みなのは分かっていますが、よっぽど自伝の対象となる人物に興味がわかない限り、あまり手にしないのは確かです。それならば別の書籍を読もう、という意識が働いてしまうのですね。

 しかし「自伝」と呼ばれる書籍を一切読まないかというとそういうわけでもなく、興味が湧く人物の自伝であれば、あくまでも「読み物」というか「物語」として読んでみたいという感覚でおります。

 結局のところ、自分が興味を抱く内容の書籍、興味をそそられる小説が、今の私の本を選ぶ指針となっているのですが、内容が偏る傾向があるので、今回の「やりきる」については、新鮮な感覚で読ませていただきました。ぜひとも事前知識無しに読んでみることをお奨めいたします。なるほどと思うところが見つかるはずです。また、文字が大きめなので、案外早く読み終わってしまうと思います。
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稼いでいる人が20代からしてきたこと

◎稼いでいる人が20代からしてきたこと


-------------------目次--------------------
基礎編(3つの学び学んだ人と学ばなかった人の違い ほか)
「仕事に学ぶ」編(ビジョンスキル ほか)
「独学で学ぶ」編(生きのびるために学び続けよう勉強を1週間のスケジュールに組み込もう ほか)
「人に学ぶ」編(人からの学びが一番大きいフロー人脈、アクティブ人脈の管理法 ほか)
by livedoor books
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 書評3連投となりますが、この「稼いでいる人が20代からしてきたこと」もユナイテッド・ブックス様より献本いただきました。本当に感謝でございます。

 さて、この書籍の著者である「西山昭彦」さん「八代比呂美」さん「高橋かのん」さんについてですが、説明書きでは「東京ガス西山経営研究所」という 、マーケティングやコンサルティング、運営支援を行なっている方々のようです。そんな優秀な方々が書いた、自己啓発書というジャンルになるでしょうか。

この本には「厳しい時代に社会人になった20代の若者が、よりよい幸せな仕事・人生を送るための自分磨きの方法を伝授」と、文中に記載しているように、若いサラリーマン向けの内容のようですけど、30代や40代の方が読んでも役にたちそうな方法が満載です。

 私はこれまで多くの自己啓発書を読んできたせいか、残念ながら内容的にさほど目新しいものはありませんでしたが、ビジネス書に慣れないような、若きサラリーマンの方々が読めば、参考になる内容がたくさんあるのではないでしょうか。

 とは言え私自身、知っていたけど忘れていた内容などもあり、思い起こした際に、襟を正してしまいたくなる話しもありましたので、偉そうな事は言えませんね・・・。

 構成は目次を見るとわかる通り、大きく分けて4つにわかれまして、基礎編、仕事に学ぶ編、独学で学ぶ編、人に学ぶ編とあり、中でも「独学で学ぶ編」が一番参考になりましたので、その辺りをサラッと書いていきたいと思います。

 「独学で学ぶ編」の冒頭に、「生きのびるために学び続けよう」とか「生涯学習力が成否を決める」と記載してあるように、若い人もそうでない人も、

人は死ぬまで一生学び続けなければならない

ということが腑に落ちていなければ、いくらこういった書籍を読んだとしても、あまり意味を成さないのではないかと思います。これは心構えの部分と言えましょうが、すごく重要なことだと私も思います。

 かくいう私には苦い経験がありまして、高校3年生の時にびっちり大学受験勉強をし、晴れて大学に入学した後、「しばらくの間、勉強なんてしたくもない!」と、遊びまくってしまい、結局卒業まで遊びグセが抜けず、就職活動も大苦戦でしたし、就職した後も転職を繰り返したりと、継続的に学び続けるということを怠った自分のせいとはいえ、ずいぶんと苦労したものです。

 そんな風に、若かりし頃に苦い経験を味わっていたせいか、30代になってからは「人は一生学び続けなければならないものなのだ!」と腑に落ちたことが、私にとって幸いだったのですが、もっと以前から学び続けるという心構えがあれば、きっと違った人生を歩んだのではないかと思います。

 まぁ、そういう後悔の念はありますが、違う人生を送っていたらば、今の息子達に会えなかったと思うと、これまでの人生で良かったのは間違いありません。

 人生どう転ぶかはわかりませんし、どうせならば、若い頃から多くのことを学び、自分よりも家族のため、友人知人のため、社会のため、日本のため、世界のために貢献できる人材を目指したほうが良いと思います。大は小をかねるのですから、ぜひとも若い人達には世界で貢献できるような人材を目指しつつ、自身の成長を促して欲しいものです。

 もちろん私のような中年や、もっと年配の方々だって、大きな視点で貢献する姿勢は持ち続けなければなりませんが、残念ながら今の10代・20代の人達よりも、数年、数十年もの「時間」を消費・浪費しています。その間に何がしかの学びを実践し続けてこなかった私のようなものは、それだけの機会損失をしてしまったと言わざるを得ません。

 ぜひとも若い方々には私を反面教師とし、学校の勉強だけではなく、また、ゲームや恋愛だけでもなく、より多くの事柄を死ぬまで学び続けるのだ!という意識を持ってもらいたいと、切に願います。

 では実際にどんなことを学んでいけばよいか、という部分ですが、この書籍のなかでは「財務」「人事労務」「販売管理」「経済学」「損益分析」「マーケティング」そして「統計学」を挙げてらっしゃいますが、確かに社会の枠組みの中で仕事をすることを考えれば異論はありませんけど、私はあえて「人間学」と「心理学」という、「人」にまつわるものを挙げたいです。

 それは、いくら高尚な学問を身につけても、人間ができていなければ効果は半減どころか、宝の持ち腐れになることもあると考えているからです。

 人としてどうあるべきか、心の持ちようをどうするべきか、この辺りは一生をかけて突き詰めていく学問ではありますが、早くから学ぶに越したことはありません。学校や社会の中で少しずつ培うこともできますが、専門の講座やセミナーを受講するとか、書籍などからも多くのことを学べるはずです。

 そもそも本を読むということは、いかに人生を豊かに過ごしていけるか、という部分にも通じるものがあります。この書籍の中でも本を読むことを強く推奨しており、経済雑誌や経済新聞も継続して読むことも薦めていますが、あれもこれもと、より多くのことを学ぼうとすると、どうしてもそれなりの時間が必要になります。

 そういったことが事前に分かっていれば、若い頃から多くのことに興味を持ち、時間をかけて学び続けることが如何に大事か、ということに同意いただけるのではないでしょうか。人生は一度きりですし、今という時間はあっという間に過ぎ去っていくものです。

 もちろん、ただダラダラと時間をかければいいというものでもありません。学んだことをいかに体系化し、本物の知識として活用するかが重要でしょう。その辺りについては、私にとっても頭の痛い提言となった、「インターネットは勉強の天敵」という部分が当てはまると思います。

 インターネットは、ついつい長い時間余計な情報を眺めてしまったりするのはもちろん、悩みに対してすぐに調べられるので、別に覚えておかなくてもまた検索すればいいだろうと、学んだことを体系化せず、すぐに忘れてしまうことに間接的に寄与しています。

 そういった改心を要するような提言を読むと、これまで学んだことを、体系だてて復習するということがいかに大事なことか、再度教わった気がします。

 このブログは4年ほど続けておりますが、全ての記事の内容を覚えているわけもなく、改めて見返した時に、そういえばこんなことを学んだっけ…と、思い出す始末ですので、以前どんなことを学んだかということをきちんと整理し直す必要がありそうです。

 新しいもの好きで、すぐ何でも知りたがるくせに飽きっぽいという私ではありますが、これまで学んできたものの中にも、ただ忘れているだけで、もう一度頭に叩き込まなければならないものが多くありそうなため、この週末にでも自分の学んできたリストを掘り起こしてみようかと思います。

 若い方が読むと智慧となり、ある程度年をとった方が読むと記憶を新たにするような、なかなかよく出来た書籍「稼いでいる人が20代からしてきたこと」ですが、皆様も一度手に取り、眺めてみるのもいいのではないでしょうか。

 私はしばらく時間を置いてから、もう一度この書籍をひも解いてみようと思っています。
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奮い立たせてくれる科学者の言葉90

◎奮い立たせてくれる科学者の言葉90


-------------------目次--------------------
第1章 情熱―ここで止まるよりは、命を賭けてでも進み続けたい
第2章 好奇心―大きな成果は、たった一つの小さな疑問から始まる
第3章 信念―どれくらい自分の歩む軌跡を信じられるか?
第4章 発想―どのように考えたら、常識の壁を打ち破れるのか?
第5章 不屈―あらゆる困難に打ち勝つ力、その原動力
第6章 夢―化学の世界がもたらす希望を、私たちの胸に
by livedoor books
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 前回に引き続き、ユナイテッド・ブックス社さまより献本いただきました!恐縮でございます。感想が遅くなりすみません・・・。

 この「奮い立たせてくれる科学者の言葉90」ですが、作家・出版・人材プロデューサー「夏川賀央さん」の書籍で、タイトル通り、古今東西の科学者の言葉を90個集め、その言葉に解説を加えた知識本というジャンルになるのでしょうか。

 実は私は、隠れ名言ファンとでも言いましょうか、書籍や雑誌、テレビやWeb、有名無名関係なく、自分の心に響いた言葉(名言)を集めるのが好きで、もうかれこれ何年になりますかね?ずっと同じテキストファイルに更新しているので、数MBという容量になっているありさまで、全て見るのに一日以上かかりそうなくらい大量に存在します。

 元々は、語彙を増やそうとか、自己啓発の意味合いとか、自分への戒めとか、諸々な想いから集め出したのですが、数々の名言に触れ続けていると、足りない自分の脳みそが、いくばくか増加したような感覚になりまして、きっとドンくさい私の脳も喜んでいるのでしょう。これだけ長い間続けているので、もう習慣を通り越して、集めるのが当たり前という、無意識で作業しているのも大きいです。

 今回この「奮い立たせてくれる科学者の言葉90」を読み、驚くくらい知らない人が多く、なんて自分は一般常識が無いのだ・・・と、残念に思うのと同時に、これだけ多くの知らない言葉が手に入ることがラッキーとも思いました。

 ではどんな科学者が紹介されているのか、抜き出してみましたので、以下に記してみます。

糸川英夫、ニールス・ボーア、益川敏英、アンドリュー・ワイルズ、野口英世、アイザック・ニュートン、アルキメデス、リーゼ・マイトナー、シャーウッド・ローランド、ノーマン・ボーローグ、リチャード・ドーキンス、ニコラウス・コペルニクス、アレクシス・カレル、カール・フリードリッヒ・ガウス、カールトン・ガジェセック、アルベルト・アインシュタイン、ジャン・アンリ・ファーブル、朝永振一郎、スティーブン・J・グールド、ガリレオ・ガリレイ、エルヴィン・シュレーディンガー、利根川進、竹内均、福井謙一、カール・ワイマン、ポール・デイヴィス、ブライアン・グリーン、スーザン・グリーン・フィールド、河合雅雄、ルイ・パスツール、アーネスト・ラザフォード、中村修二、イワン・パブロフ、田中耕一、ウィリアム・スミス、野依良治、ポール・ディラック、イリヤ・プリゴジン、クレイグ・ヴェンター、エドワード・ジェンナー、ヴィラヤヌル・S・ラマチャンドラン、ポール・エルデシュ、ピタゴラス、カール・ジェラッシ、チャールズ・ダーウィン、リチャード・P・ファインマン、ブレーズ・パスカル、西堀栄三郎、スタンリー・プルシナー、ジョン・フォン・ノイマン、ハラルド・ツア・ハウゼン、ジークムント・フロイト、カール・グスタフ・ユング、池谷裕二、フランス・ドゥ・ヴァール、今西錦司、福岡伸一、マリ・キュリー、スティーブン・W・ホーキング、クリスティアーネ・ニュスライン=フォルハルト、スブラマニヤン・チャンドラセカール、グレゴール・ヨハン・メンデル、小柴昌俊、北里紫三郎、ローベルト・コッホ、ジョン・ナッシュ、ヨハネス・ケプラー、ウィリアム・トムソン、ルネ・デカルト、養老孟司、アントワーヌ・ローラン・ラヴォアジェ、ドネラ・H・メドウズ、アルフレッド・ノーベル、江崎玲於奈、マリオ・レナート・カペッキ、ジェームズ・D・ワトソン、マイケル・ファラデー、ジェームズ・クラーク・マクスウェル、ヴェルナー・ハイゼンベルク、白川英樹、カール・エドワード・セーガン、リン・マーギュリス、寺田寅彦、鈴木章、湯川秀樹


 皆さんはどのくらいの科学者を知っているでしょうか?私は日本人でも知らない人が数人いました・・・。当然、外国の方などは知らない人が半分くらいでしょうかね(苦笑)しかしこの本は、例えその科学者のことを知らなくても、名言に加え、その科学者の説明とか、その言葉が生まれた背景などについて解説してあるので、理解しやすいです。

 そもそも名言って、その言を放った人の情報が無いと伝わりにくいものがあったり、ある程度の知識とか経験など、読む側に何らかのバックボーンが無ければ心に沁みないですよね。

 例えば宇宙飛行士ガガーリンの有名な言葉「地球は青かった」というのも、この言葉を宇宙飛行士の言葉だという事実を知らなければ「・・・で?」という感覚ではないでしょうか(苦笑)
※ちなみに本当は「地球は青いベールをまとった花嫁のようだった」というのが本当の言葉で、海外ではその後の言葉である「しかし、どこを見回しても神はいなかった」というのが有名だったりします。

 はたまた、ドイツ初代宰相のビスマルクの言葉「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という名言を小学生の息子に聞かせても、「そもそも愚者って何?」とか「何の歴史を学ぶの?」なんて質問をされて真っ青になってしまうかもしれません・・・。

 「ブルータス お前もか!」なんて、ジュリアス・シーザーが古代ローマの政治家だったという情報があっても、いったい何のことを言っているのか、細かい史実を知らなければ、この嘆きの言葉の意味を理解することはできないのではないでしょうか。

 つまり、名言だけただ並べ立てても、その言葉の裏にある事実とか歴史、比喩とか暗喩が頭に浮かばないと、理解しにくいものもありますので、全ての人の心に響く名言というのは、この世に存在しないのかもしれませんね。

 しかしながら、自分の仕事や人生に影響を与えるような、素晴らしい名言がこの世に存在するのも事実ですので、ぜひとも皆さんにも「心に沁みる言葉」を一つでも多く見つけて欲しいと思います。

 私も若い頃は、芥川 龍之介の「人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのはばかばかしい。重大に扱わねば危険である。」なんて名言を読んでも「ふ~ん」くらいにしか思っていませんでしたが、ある程度年齢を重ねてくると、この言葉の重い意味がわかりかけてきているように思えます(わかっているとは言えません・・・)

 ある程度年齢を経て、少量ではありますが読書を重ねることにより、名言の深さ、醸し出す雰囲気、名言に裏打ちされたその人の経験、そんなものが脳に刺激を与えてくれているのかもしれませんね。

 私のような虚け者は、どうしてもこれまで培ってきた己の経験だけを頼りに「切った張った」を繰り返してしまいがちですけど、実は歴史をひも解くと、自分の悩んでいたことなんて、本当にちっぽけで、そんなくだらない事は、あっさり解決してしまったりするのかもしれません。

 一つでも多く、人生を変えるような珠玉の言葉を見つければ、本当に自分の生き方から変わることだってあるかもしれません。そこまでいかなくとも、この世知辛い世の中で生きることの鎮痛剤になるような、痛みを和らげる元気が出る言葉なども見つけ出すことが出来るかもしれませんしね。

 このブログを読んでくださる神様のような方々には、ぜひとも多くの名言に触れ、これからを生きる糧にして欲しいと思います。「奮い立たせてくれる科学者の言葉90」からも、そんな言葉が見つかるかもしれませんよ。

 私がこの書籍から得た、心に響いた言葉を強いて挙げるとすると、

小さな疑問からは、小さな答えしか得られない。
by ジェームズ・D・ワトソン


チャンスは皆に平等にある。あとは努力や、注意深さや、熱心さがあるかだ。
by 鈴木 章


 この2つでしょうか。特にワトソンの言葉は、小さくまとめがちな己を戒める言葉として、覚えておこうと思います。
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殿様経営の日本+皇帝経営の韓国=最強企業のつくり方



-------------------目次--------------------
第1章 韓国企業は日本の一番弟子
第2章 日本のモノづくり精神はデジタル時代に仇となる?
第3章 似ているようで違う生産方式の秘密
第4章 韓国の営業マンの底力
第5章 一枚上手なマーケティング力
第6章 顧客第一の日本と愛国精神の韓国企業
第7章 戦略なき殿様経営と絶対的な皇帝経営
第8章 韓国が日本を越えた理由
第9章 海外市場で強さを見せる韓国企業
第10章 日韓協力の可能性
巻末特別対談 日韓企業が率いる二一世紀のマネジメントの可能性
by livedoor books
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 すっかり月2回のブログ更新が板についてしまったダメダメな私ですが、こんなインターネットの端っこでグダグダぬかしているような、さして影響力の無いブログに対し、恐れ多くも「ユナイテッド・ブックス様」より献本いただきました!大変恐縮でございます。

 私としましては、労苦もなく本が手に入ることと、ブログを書く強制力が生まれるということで、願ってもないことでございます!きっかけをくださったユナイテッド・ブックスのT様、本を何冊も送ってくださったA様、本当にありがとうございます!地震の影響で色々大変でしたでしょうが、逆にこんな時だからこそ「本」という媒体が必要だとも思います。これからも素晴らしい書籍を世に生み出して欲しいと、一読者として願っております。

 さて、早速この書籍について書いていきたいのですが、まず作者の「金顕哲(キム・ヒョンチョル)」さんが何者なのかがまったく分からなかったのですが、この方、ソウル大学・国際大学院教授であり、新進気鋭の経済学者とのことでした。つまりこの本は、韓国経済の第一人者が著した、今勢いのある韓国企業と日本企業を多面的に比較したバリバリのビジネス書という、最近堅めの経済書から遠ざかっていた私の背中に緊張感がほとばしるような書籍でした(笑)

 実は以前から韓国企業、とりわけSAMSUNGにおけるワールドワイドな「強さ」については興味津々だった私でして、時期をみてその秘密などを知りたいと考えておりました。日本の大手家電企業やIT企業が束になっても勝てないくらいの売り上げを世界で計上し続ける「SAMSUNG」という企業の力の源泉は何か?ということを考え、突き詰めていくと結局は「韓国」という近くて遠い国のことを知るのが一番なのかもしれない、ということをこの書籍で教わった気がします。

 そもそも日本と韓国という国は歴史を見てもわかる通り、良いことも悪いことも含めて複雑に絡み合いつつ、作用しあう間柄であり、お互いの国民感情を鑑みても好きな人は好きだし、嫌いな人は嫌いという具合に、一言では言い表せない想いを抱く人が多いのではないでしょうか?

 かくいう私も、韓国という国に対しては相当複雑な感情を抱いておりまして、実際に仕事で痛い目に遭わされた経験があり、良い感情を抱けないはずなのに、サッカーW杯などの時には、日本の次に韓国を強く応援してしまったりとか、キムチやビビンバや韓国のりなどの食品が大好きだったり、焼酎は鏡月以外は飲まなかったりと、実は好意を抱く部分が多くあることにも気付かされれます。

 でもそういった感情というのは、あくまでも個人個人が思い描くものであり、結局は自分自身が韓国というイメージに対して抱く固定観念でしかなく、一方的な決め付けであったりすることが多いのではないでしょうか。

 では、韓国サイドから見た時の日本というイメージはどういったものなのか?ということに考えが及ぶ人は、実はそんなに多くないのではないかと予想していますが、少なくともまず韓国という国に対して興味を持つことが肝要でしょう。

 この書籍を執筆した「金顕哲」さん曰く、4つの目的があると冒頭で謳っているのですが、

1、韓国がなぜ躍進したかという興味に応える
2、警戒論の妥当性を検討する
3、韓国企業の強さの理由を、日本企業と対比しながら説明することにより、日本企業の長所と短所を再認識する
4、日韓企業が互いに協力し合う方向性について検討する


などなど、日本向けに書かれた書籍であるということを顧慮しても、実に参考になる部分が多くありました。

 これまで知る事のなかった、「パリパリ」や「ケンチャナヨ」という韓国人の気質や国民性、スピードを好む文化や社会、世界を生き抜くための戦略や国のアイデンティティといったものから、この本を読む前よりも「韓国」という国に対しての理解が深まった感があります。

 さらに、韓国から見て、日本企業の「品質追求」や「極める」ということが逆に世界では孤立を招くという考え方は、頭を横からガツンとやられた気がしています。私はIT業界で働いているものですから、とりわけSAMSUNGやLGなどという企業に興味が湧くのですが、次の一文はまさしく正鵠を射ているのではないでしょうか。

日本企業はあまりにもアナログ時代のすり合わせ技術が優れていたために、デジタル化の波に乗り遅れてしまった。すでに持っているものが多ければ多いほど、それを捨てるのは難しいものだ。


 1980年代に世界経済を席巻した経験が日本人に自信を植え付けたことに異論はありませんが、その時の自信が逆に足かせになっているのかもしれませんね。また、当時のSAMSUNGやLGは、日本の電機メーカーをモデルにしつつノウハウを吸収していたので、悪い言い方をすれば「真似した製品」しか作り得ていませんでしたが、今の日本の大企業がSAMSUNGやLGの後塵を拝することが我慢ならないという、高いプライドを伴ったガチガチな脳ミソの方も多くいると思います。

 過去の素晴らしい思い出に浸っていても前に進めないのですから、持っているものを全て残すのではなく、捨てるものは捨て、新しく取り入れるものはきちんと取り入れる!という感覚が必要でしょうね。

 ただ、この書籍に書かれているような韓国企業のやり方を、全て取り入れる必要は無いです。「一日16時間働くのが当たり前」とか「社長やCEOが全てを決めるオーナー資本主義」とか「早く早くとせかす気質」とか「大丈夫(ケンチャナヨ)という楽観主義」などは、別に取り入れることもありませんし、日本人には合わない考え方でしょう。

 それよりも、SAMSUNGの「Digital+Design=Dream」というデザイン重視の姿勢や、ブランド化に傾倒する経営、若手社員に自分が将来活躍したい地域を選ばせて1年間派遣する「現地専門家制度」、などに関しては参考にするべきことが多いと思いますし、チャレンジするという姿勢は素直に見習いたいと思います。

 日本国内という狭い視野に立つのではなく、世界の中の日本という広い視点を持つことがどんどん求められる世の中になってきましたけど、私を含めて狭い見方しか出来ない人がまだまだ多い日本は、もっと変化を求め、世界を身近に感じる必要性があるでしょうね。

 これからの10年はアジアが世界の主舞台になりそうですし、韓国だけでなく中国も含めた東アジアでの経済圏という考え方も考慮していくと、もっと韓国や中国という国を本気で学ばなければならないのかもしれません・・・。

 この本には正直「??」と思わせる記述も多くありましたが(苦笑)、韓国という国に対しての理解が深まったのは間違いありませんし、大いに参考になる内容も多くありました。まったく興味が無い方には奨めませんが、韓国企業や韓国文化に興味がある方は一読するべき書籍と思います。

 それにしても昔、韓国系の方々に爆弾酒を飲まされた時はひどい目に遭ったな~と、嫌なことを思い出してしまいましたが、それも一つのコミニケーションの形なのかなと、ほんの少しだけ視野が広くなった気がします・・・。
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涙の数だけ大きくなれる!

◎涙の数だけ大きくなれる!


-------------------目次--------------------
第1章 仕事がイヤになったら…(戦渦の子どもたちが望んだもの、あるレジ打ちの女性、ある生徒の高校受験)
第2章 仕事がつまらなくなったら…(たった1つの社訓)
第3章 人間関係に悩んだら…(「ミラー細胞」と佐賀北高校
なぜ、ガンはV字編隊で飛ぶのか?)
第4章 あなたにできることは何か?(母の足、あるパチンコ店の話)
第5章 あなたが大きくなるために…(夢をあきらめない、腐らないリンゴ)
by livedoor books
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 元カリスマ塾講師であり、現在は株式会社アビリティトレーニングの代表取締役である、木下晴弘さんの書籍「涙の数だけ大きくなれる!」をご紹介いたします。2008年に初版が発刊されてから、私の持つ本で10刷まで増刊されていることを考えても分かる通り、今後も多くの方々によって読まれ続けていく、感動溢れるエピソード満載の素晴らしい書籍です。木下さんの著書は他にも「ココロでわかると必ず人は伸びる」や「できる子にする「賢母の力」」など、主に教育面で評価の高いものが多く、今後それらの書籍も読んでいきたいです!

 すでにこの「涙の数だけ大きくなれる!」を読まれた方も多いかとは思いますが、感動で涙を流された人も多いのではないでしょうか。木下さんが綴るエピソードの数々は、多くの方々のブログやメルマガ、雑誌や書籍の中でも度々紹介されるため、この本に書かれている内容のほとんどは事前に知っていたにも関わらず、人知れず目を赤くしてしまった私です・・・。

 中でも一番グッときたエピソードが、「あるレジ打ちの女性」というエピソードです。

 話しをざっと要約すると、どんな仕事をしても上手くいかず、職を転々としていた女性がスーパーのレジ打ちに目覚め、お客さんとのやり取りに面白さを見出し、やがてその女性のレジ打ちにしかお客さんが並ばなくなってしまうという、こうやってまとめてしまうと感動が伝わりにくいのですが、実はこの話しは自分の体験と強烈にリンクしてしまい、以前から何度も見聞きしていた話にも関わらず、涙が頬を伝ってしまいました・・・。

 今回は私の過去の話しを、この「レジうちの女性」との話しを交えながら書いていこうと思いますので、よろしければお付き合いください。

 昔地元の大学を難なく卒業した私は、丁度バブルがはじけた後の就職難の時期ということも手伝い、なかなか企業内定がもらえず悶々とした日々を過ごしておりました。必死の就職活動が実ったのか、たまたまとある大手企業に就職が内定し、4月から意気揚揚と働き始めたのにも関わらず、その年のGW明けには退職してしまうという体たらくっぷりを発揮しました・・・。

 退職した理由は「あるレジ打ちの女性」のエピソードと同じ理由で、「自分はこんな仕事をするために就職したんじゃない」とか「こんな仕事やってられない」という、勘違いも甚だしい「若人の盲目」によるものでして、今考えても情けない気持ちでいっぱいです。

 2ヶ月働くのがもたない三流大卒の新人が、次の仕事を見つけるのにどれだけ大変な目に遭うかというのを、当時の自分に説教してやりたい気分ですが、その当時は自分の可能性を高く見積もり過ぎていたのでしょうね、仕事なんていくらでもある!的な気持ちで、また就職活動を始めることになった私ですが、案の定プー太郎を半年以上続けることになります・・・。

 職安通いや転職情報誌の熟読以外は、さしてやることもなく、ゲームをしたり、友人の家に転がり込んだりとか、本当に自堕落な生活をしていました・・・。しかし、何故か己に自信があったのでしょうね。希望だけは捨てずに、市の臨時職員やアルバイト、物流の嘱託職員など続けながら、自分にはもっと的確な仕事があり、活躍するフィールドがあるんだ!と、意味もなく考えつづけた20代前半でした。

 その後何度か職を見つけるも、明らかに詐欺の会社であったりとか、極めて納得のいかない営業行為を強要されるブラック企業であったりと、20代半ばを過ぎて後半に差し掛かりそうになるころまで、本当に辛い日々を送っていました・・・。

 そんな私の心は自ずと荒んでいき、何かにつけてイライラすることが多く、気付けばいつも何かのせいにして生きている「他責」の人生まっしぐらであり、日々悶々として過ごしていました。「悪いのは自分以外の者であり社会である」なんて事も本気で思っていました。今考えれば「浅はか」を通り越し「井の中の蛙」どころか「大変残念な人間」でしたね(苦笑)

 自分はもう就職出来ないんだ・・・とか、一生バイトで生きていくか・・・なんてことを考えながらも、いやいやこんなんじゃダメだ!とか、定職に就いて親を安心させたい!とか、自分はもっと社会に役立てるはずだ!と、そんな想いも抱きつつ、ずいぶん渇望していたな~と述懐しちゃいます。

 まあ、こうやって書いてしまえば、少しは苦労したんだなと思われるかもしれませんが、実は20代全般に渡り、それなりに楽しかったことも多くてですね、自分が起業した時のアイデアを日々考えたりとか、PCのスキルを磨いたりとか、前向きなことも多くしていたのは確かです。夜すすきのでナンパに精を出したりとか(笑)、クラブ通いをしていたのも良い思い出ではあります。

 でも仕事に関しては本当に飢えていたのは確かでして、このまま納得のいかない仕事をしながら一生を終えることに絶望を感じてもいました。

 しかし、縁あって友人の勤める今の会社にお世話になることができ、システムエンジニアとして新たなキャリアをスタートした20代後半でしたが、最初は右も左もわからないような、ダメダメSEっぷりを発揮しつつも、周囲の暖かい方々からの叱咤激励により、徐々に成長することが出来、今に至るのですが、その頃の思い出で、冒頭の「あるレジ打ちの女性」と似た体験をしました。

 とにかく自分には何も無いのだから、せめて誠心誠意、心をこめてお客様のお役に立てるように努力していくのと、お金のことは置いといて、とにかくお客様に喜んでいただけるように尽くしていくのだ!という精神でもって、日々過ごしていたところ、気付けば私を名指しで指名してくれるお客様が増え「本当によくやってくれます」なんてことを人づてに聞いたりするようになっていき、生まれて初めて「本当の仕事の楽しさ」というのを噛み締めることが出来るようになりました。

 もちろん私自身、不断の努力をもってスキルアップを図ったり、より多くのテクニックを磨いたりということはしていましたが、一端のSEと呼べる人間になることは出来たつもりではいます。

 そこには、私の仕事ぶりを評価してくれたお客様や、会社の上司、同僚、家族、子供、友人など、多くの方々に支えられながら成長させていただいたということに気付け、感謝の心を持てたのも大きかったと思います。

 そういった考えを持つと、だんだん「他責」の考え方から「自責」の考え方へと移り変わっていくものでして、少なくとも「他人が悪い」とか「社会が悪い」という言い訳をすることはほとんど無くなりました。もちろん私は聖人君主ではないので、納得のいかないことに文句がないわけではありませんが、社会が云々とか言う前に「自分」を変革させる、そして自分の周囲から良い輪を広げていければ良い、と思うに至りました。

 「あるレジ打ちの女性」という短いエピソードですが、私が社会に出て生きてきた10数年の歴史みたいなものが一気に心に溢れ、話しの内容と相まってフラッシュバックが訪れ、涙が止まらなくなったのでしょう・・・。

 今後また仕事や人間関係などに悩んだり、ついつい「他責」の考え方に心が支配されてしまうこともあるかと思いますが、そんな時にはこの「涙の数だけ大きくなれる!」を紐解き、「あ~そうだった、そうだった」と気持ちを振り戻すことが出来るような気がしています。

 こういった、自分を取り戻せる書籍というのは、本当にありがたい存在ですし、即効性の高い心の治療薬でもあると思います。

 つい感動して、長々と自分の話しを書いてしまいましたが、この「涙の数だけ大きくなれる!」には、他にも素晴らしいエピソードが溢れています。私自身、人は感動した時にこそ本気で動く、という言葉を信じていますし、感動という感情が人の心にかくも影響を与えるのか、ということを実際に味わっていますので、多くの方々にお奨めしたくなる書籍です。

 さて、この「涙の数だけ大きくなれる!」の評価ですが、当然のように★★★★★5つ星となります。私の感覚ですが、若いビジネスパーソンよりも、20代半ばを過ぎた社会人にこそ読んでいただきたい書籍と考えています。人間何かに迷うことは必ずあります。そんな時に、正しい自分に戻してくれる大事な物語として、あなたの傍らに置いておいて損のない、素晴らしい一冊だと思います。
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2010年読破済み本のベスト5

 久しぶりのブログ更新で大変恐縮ですが、現在ブログ以外のことに注力している最中でして、普段何もしていないわけではございません・・・。ただ、日々ブログの記事書きに追われる毎日よりは、時間がゆっくりと過ぎていくので、もっと毎日切羽詰って頑張らなければいけないのでは?という強迫観念的な感覚があります・・・。ダラけているわけではないのですがね。

 さて気付けば師走を過ぎ、2011年の足音が聞こえてくる時期に差し掛かってまいりましたので、そろそろ2010年の総括をしておこうと思い立ち、まずは今年読破した書籍のベスト5でも書こうかと、そういう気持ちになりました。

 ということで、過去2年同様に今年も書いちゃおうかと思います!ちなみに去年、一昨年のベスト本は下記を参考にしてください。

2009年読破済み本のベスト5
2008年読破済み本のベスト5
by 気になるけど

 いつのまにか今年読んだ書籍のベスト5を紹介するという「ならわし」が定着ししてしまったようなので(笑)、早速ご紹介してまいりたいところではありますが、その前に、今年読んだ書籍の全体的な印象を書かせていただきます。

 今年(2010年)に読んだ本は今日までで83冊になり(2010年12月17日現在)、全体的に小粒な内容の本が多かったかなという印象を持っておりました。これまでのようにジャンルもバラバラに一色単に読みこなすのではなく、この時期はこの分野、などと分野ごとにまとめて読むことが多かったため、そんな印象が強いのかもしれませんね。

 しかし、改めて読破本を振り返ってみると、かなり良質な本のオンパレードだったことに気づき、だいたい頭の中でこの5冊!と決めていたのにも関わらず、実際にどの本をベスト5に入れればよいか、正直悩みました!

 去年、一昨年での評価軸は、最終的に多くの人に読んで欲しいと私が感じた書籍を選考基準にしたのですが、今年は「自分が読んで実際にタメになった!感動した!」と感じた書籍5冊を選ばさせていただきました。

 「タメ」になったという意味合いは、新たな知識や考え方などが書かれていることを主眼にし、「感動」したという意味合いは、文字通り読んで心が感動で震えたことを意識しております。つまり、本から受ける知的興奮と心的興奮を選考基準に据えたと、とらえていただければ幸いです。

 すでにこのブログでも紹介した本が多いのですが、早速1位から見ていきましょう!

fuminchuが選ぶ、栄えある?2010年に読んだ本1位は…………

1位 これからの思考の教科書


となります!
これはもう、文句なしでしょう!

 名著「考具」以来の知的興奮をたっぷり味わさせていただきました。作者の酒井 穣さんにはコメントまでいただいて恐縮でございますが、この先何度も何度も開き、繰り返し読み続けていくことでしょう。あえてまだ2回しか読んでいませんが、それは今やるべきことを優先しているからでして、もっと内容をじっくり突き詰めつつ、紹介されているツールなどを使いこなすにはある程度の時間とワークが必要だと考えています。そのくらい書かれている内容は魅力溢れるものとなっています。酒井さん、本当に素晴らしい本をありがとうございました!


そして、栄えある第2位は…………

2位 強運の法則


ここも順当な印象です。

 この本は価格が1万5千円ということで、おいそれと手を出しにくい書籍なため、2度も図書館で借り直し、読みふけってはメモし、また読みふけってはメモと、とにかく読破するのにかなりの時間を要しました。その甲斐もあり、かなりのエッセンスを抽出できたのではないかと自負しております。たまにそのエッセンスをTwitterやブログでも披露していますが、本当に深い本だな~という印象です。この本で著者の西田さんへの興味が強く湧きました。

それでは3位から5位までの本も一気に紹介いたします!

3位 びんぼう神様さま


 この本は童話というジャンルに入っているのですけども、なんでこんなに感動するのだろう?と首をかしげてしまうくらい、泣ける話でした。1時間もかからないくらいで読めてしまう文量ですが、この作者の高草 洋子さんは天才だと思います。この本を偶然Amazonか何かで見つけた時に、レビュアーさん達が絶賛されていたので、読んでみようかな?という軽い気持ちで購入したのですが、自宅の居間で読み、人知れず涙が頬をつたった事は、家族には内緒です(笑)

4位 クリエイティブチョイス


 4位には、このブログでも度々名前を登場させていたクリエイティブチョイスを選びました。この書籍に書かれている、「2択の罠にかからない」「最善の答えは必ず見つかる」というフレーズが本当に心に沁み、何度も何度も読みかえしたため、本の状態がクタクタなのを鑑みると、本当は1位でも良いのかもしれませんね。私の中で「選択」というものの基準が変わるような、意識改革を促された名著であると言えます。逆に読みすぎて1位になりきれないという感じでしょうかね・・・。

5位 命のカウンセリング


 そして5位は、かなり悩んだ結果「命のカウンセリング」を選びました。どうしてこんなに感動するのか、不思議に思っていましたが、著者は命に対して真摯に向き合っているからだろうと。普段自分は命というものに対して、考えているつもりではいるけれど、それは多分勘違いなんでしょうね。自分の命ではなくクライアントの命を左右する立場にいると、こんなにも激しく、こんなにも切ないカウンセリングになるのかと、その内容に圧倒され続けます。

以上の5冊をベスト5として認定させていただきます!

 また、上記以外の書籍の中で、ベスト5に入れようか悩んだ書籍群も一応書いておきますので、参考にしていただければ幸いです。

・かもの法則


 上記「強運の法則」の著者である西田さんの書籍です。このブログでも紹介済みですので、詳しくはこちらをご覧ください。

・自分の答えのつくりかた


 この本はスタートから半分くらいまでは本当にワクワク感全開だったのですけど、途中からストーリーがガラッと変わってしまい、ちょっともったいない感じが強く残念でした。でも渡辺さんの書籍なので問題解決の手法が楽しく学べるため、中身は面白いです。

・この国を出よ


 上記で示した選考基準(知的興奮と心的興奮)が無ければ、恐らくこの本がベスト5に食い込んでいたであろうと思います。残念ながら、話しの内容をほとんど私が知っていたということもあり、知的興奮にはあたらないということで除外してしまいました。こちらで紹介しておりますので、よろしければご覧ください。

・マインドマップが本当に使いこなせる本


 この本はムック本であり、雑誌的な形ですが、こんなにマインドマップの事例をカラーで紹介している本は無いのではないでしょうか?また内容もマインドマップを実際に描くことを想定した、実践的な内容になっていますので、マインドマップに興味がある方には強くお奨めいたします。

・ドクター由美の脳力育成HACKS!


 アンチエイジングの第1人者であり、私も大ファンの川田先生の書籍です。この本は小説という形態を採っていますが、本当にタメになることが多く書かれている、スゴイ本です。以前にこちらで紹介しておりますので、ご覧になってください。

・見た目が若いと長生きする


 またまた川田先生の書籍で、2010年12月現在で最新刊となります。本当に目から鱗が落ちるような、最新の研究事例が豊富でして、毎日お酒を飲むほうが長生きするとか、興味をそそる話しのオンパレードです!本当に引き出しが広くて脱帽です。

 ということで長々と書いてきましたが、まだ今年も2週間ほど余っておりますので、あと数冊読もうかとは考えています。願わくば、ぜひともこのブログで紹介せずにいられない!というような、素晴らしき名著と出会えることを祈っています。

 また来年も良い本にめぐり合えれば最高ですね!
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