気になるけど

PC関連情報、ビジネス書、IT資格などについて書いていきます。 ただいま不定期更新中です。

2011年11月 | ARCHIVE-SELECT | 2012年01月

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己の2011年を総括

 「激動の年」といっても過言ではないほど、2011年はさまざまなことが起きました。東日本大震災、福島原発問題、記録的な円高、Facebook革命、欧州金融危機、タイ大洪水etc、日本だけでなく世界規模で、未曾有の事態がこれでもかっ!というくらいに押し寄せてきて、何にも出来ないちっぽけな私などは、無力感に苛まされました・・・。実際に災害・被害に遭った方々はもちろん、直接的・間接的に被害を受けた方々の苦難と悲しみを考えると、無常を感じずにいられません。一歩間違えれば自分が同じ目に遭っていたかもしれないでのすからね…。天災などを考えると、やはり人類は、ほんのちょっとの偶然が重なりあい、今の繁栄を享受しているだけなのかもしれません。ほんのちょっとした偶然が絡み合って、もっと多くの災害や、人類存亡に関わる事態と隣り合わせなのかもしれないです。毎日無事に生きていることを、もっともっと感謝を込めて祈らなければならないのでしょう。せめて2012年は、もっと平穏な世の中であることを切に望みます。

 それはさておき、じゃあ自分にとっての2011年はどうであったかと言うと、年初に立てた目標はまったく達成できませんでした・・・。しかし逆に、自分の「幅」が広がった年であった、という感覚でおります。プラスマイナスゼロ、成長率0%という辛うじてマイナスにはならなかったかな??と内心振り返っております。

 今年(2011年)の年初に「ちょっと遅めな年始のご挨拶」という、新年の挨拶をかねたエントリーの中で、

己の感情を殺し、ひたすらすべき事を淡々とこなす


などと、今年は単純に「作業に没頭する年なんだよ!」と、自分を鼓舞しておりましたが、元々単純作業が苦手で飽きっぽい性格のためか、はたまた、つい逆のことをしたくなる天邪鬼的性向のためなのか、気持ちがあちらこちらにフラフラと移ろい、勇んでブチ立てたスローガンも形だけ・・・。なんとも情けない結果に終わりました。

 ところがですね、そのフラフラ具合が良かったのか、あれこれ好奇心が湧いたのが結果的に、自分の「幅」を広げる結果につながったのですから、人生わかりませんよね~(笑)

 特に仕事上では、明確に別の領域に足を踏み入れました。仮想化、クラウド、事業継続など、これまでのキャリアと違う、新たな分野に踏み込んでいけたことは、今後プラスに作用するだろうと考えています。特にVMwareのvSphereシリーズを、ある程度構築・運用できるようになったのは大きかったと思います。また、震災の影響による事業継続のためのIT施作についても、自分の「幅」を広げる一端につながりました。

 プライベートでも、iPad2の購入や、iPhone4Sの購入、DTMソフトであるSONARの試験導入や、USB鍵盤キーボードの購入なども、己の狭い視野を広げてくれる一翼を担ったと思います。さらにはHDRの写真・動画への憧憬や、SugarSync、Dropbox、CatchNote、Tumblrなど、Webのツールを多く使い倒した一年であったことも、今後の自分の活動の場を広げることに貢献していると思います。

 さらには、1月の東京旅行、8月の名古屋旅行、10月の函館旅行など、家族で旅行する機会が多くあったことも良かったです。嫁さんが仕事上の関係で数日不在の際は、二人の息子達を連れて、男だけの旅行に出かけたこともありました。本当に家族の大切さを感じた年でもあり、親としても、ほんの少しだけ成長できたような気がしています。

 また、MP3・映画・マンガの収集など、コンテンツを豊富に導入できた年であったことも2011年の特徴でして、己の好きなもの、興味があるものを揃える喜びや、新たな知見に目覚めたりと、右脳的快感が多い年でもありました!

 あともう一つ、2011年は「断捨離」を実行できた年でもありました。

「断捨離」をしています
by 気になるけど

 自らの行動を制御し、自宅の不必要な物を廃棄・売却し、余分な買い物を控える、ということを続けるうちに、ストイックな生活を送ることにも慣れました。だからこそ己の「幅」が広がる余地が生まれ、新しい自分を形作ることが出来たのかもしれません。

 それと、今年は3000M級の登山をしたのですが、実際にやってみて、もうコリゴリ、二度と登山は勘弁!ということが明確に腑に落ちたのも良かったと思います。実際にやってみて合わないと理解できたので、今後誰に誘われても頑なに断ることが出来ます(笑)

 他にも、ゴルフの引退宣言をしたことと、コンビニの利用を意識的に減らしたことにより、都度のお金が減るのを防げました。なにせ貧乏サラリーマンですから、月の小遣いすらままならないため、少しでも浮かせて、今の自分に必要なことに投資していきたいものです・・・。

 なんだかこうやって書きだしてみると、自分にとって案外悪い年ではなかったと、そう思えるようになってきましたけど、本来目指していた方向とは違う方向に舵をきっているので、来年は仕切り直しで、もう一度作業に没頭する年にしたいと、そう思い直すのでした・・・。

 そんな2011年でしたが、果たして2012年はどんな年になるのか?今からワクワクするのと同時に、厄年ということもあり、色々と注意を払って生活を送っていかねばと、身を引き締めております。それに、勘のいい人はもう気づいていると思いますけど、2012年は今年以上に、世界=グローバルを意識しなければいけない年になります。その理由として…

政治面(中国の国家主席交代とロシア大統領選挙とアメリカ大統領選挙)
社会面(人口70億人突破、TPPの推進、円高の伸長)
文化面(クールJAPANの推進、日本人アーティストの世界的活躍)
人材交流面(アジアへの人材流出、海外留学・勤務の増加)


など、他にもまだありますが、新たな世界のうねりに日本は巻き込まれざるを得ないのですから、今後何が起きてもおかしくないくらい、不透明な時代が始まります。

 もちろん悲観的なことばかりではなく、希望を持てるような明るい出来事だってたくさん起こるはずです。私はちっぽけな日本の、さらに小さい北海道の片田舎に住む、ちんけなサラリーマンですが、世界の潮流を肌で感じ取りつつ、時代の変化を読み、小さく大きく変革しながら、楽しく明るく前向きに暮らしていきたいと願っています。そして、日本だけでなく世界に通じるような何かを、創り出していければ最高なのですが…。

 2012年は、今年達成できなかったことを再度挑戦する年とするのと、できるだけクリエイティブ面の時間を多く取り、納得のいくものを紡ぎだしていければ最高です。そしてそれを、ブログやtwitterやTumblrなどでアウトプットしていければいいなと考えています。私は自分が60歳で天寿を全うすると思いこんでいるので、あと20年間は、何か価値あることを創り出していく人生であれば最高だと考えています。

 そんな感じで2011年も大変お世話になりました!2012年も、このネットの隅っこの方で佇む、影響力の小さいブログではありますが、よろしくお願いいたします。

fuminchu
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iPad2に導入したアプリ2

The iPad2 is an important partner in my life!!

 私が自宅にいる時に、常に側にあるのがiPad2でして、もはやこれ無しでは毎日が過ごせないくらい依存しています(苦笑)。iPad2が息子や嫁さんに使われている時には、手持ちぶたさとなり、仕方が無いからiPhoneをいじる、そんな感じの生活です・・・。一応iPhone4Sに機種変更したので、本来ならばiPhoneをいじる時間の方が長くてもいいと思うのですけど、目が悪くなったこともあり、iPad2の大きな画面でないとどうにもしっくりきません。外出先であればiPhoneを使いますが、自宅ではもっぱらiPad2、そんな毎日です。

 2011年のGWに発売と同時に購入したiPad2は、瞬く間に私の生活の中に取り込まれ、まるで手足のような感覚ですけど、6月に紹介したアプリから、さらに追加でインストールしたアプリが増えましたので、また幾つか紹介がてら書いていきたいと思いますので、よろしければお付き合いください。

iPad2に導入したアプリ(2011年6月時点)
by 気になるけど

 有償で高額なものから順番に記載していきます。皆さんの気に入ったものがあればいいのですが・・・。

・iMandalArt HD ¥2,450(2011年12月時点)
 マンダラートが作成できるアプリです。高額なので躊躇しましたが、下で紹介しているiThoughtsとの連携が神がかっているので、導入しました。2012年はiMandalArtを使用する割合が高くなりそうなので、使い倒そうと思います!ついでにマンダラートの研究も裏で進めています。その辺のところも、いずれブログで書いていきたいですね。

・iThoughts HD ¥850(2011年12月時点)
 マインドマップアプリです。私はマインドマップがどうにも馴染めなくて、あまり使わなくなりましたが、このアプリはiMandalArt HDと連携させるためだけに導入しています。クリエイターや企画、文章を書く人やコンサルタントのお仕事をする方には、iMandalArtとiThoughtsの連携技は超お奨めです!iThoughtsから転送したテキストデータが、センテンス状で出力できるということが、こんなにも便利だったのかと、本当に目から鱗です。いずれこの辺のこともブログで書いていきたいと思います。

・絵どく ¥350(2011年12月時点)
 数独を絵で埋めるようなアプリです。しかも、絵を自分で画面上で描かなければならないので、最初面倒に感じました。しかし、息子と遊ぶうちに段々ハマっていきました。このアプリは、数独ルールはおまけで、自分で絵を上手に描くところがハマる要素となります。

・まじめ英単語3000 ¥250(2011年12月時点)
 iPhone用に導入しましたが、字が小さいのでiPadで使用しています。緩い感じのアプリですが、一番使っている英単語アプリです。上のレベルになると、ほとんど知らない単語ばかりでゲンナリしますが、単語を知らないと意味が取れないので、ちょくちょく使用して覚えるようにしています。

・聞くPLAY英単語TOEIC頻出1000 - 例文まで聞いて覚える! $0.99(2011年12月時点)
 このアプリも、英語学習用でiPhoneに導入したものをiPadにも入れた形です。シンプルなインターフェースで、英語の例文を何度も聞けるのでちょくちょく使用しています。それにしても英語って難しいですね・・・。

・SimplyHDR ¥85(2011年12月時点)
 iPhone用で導入したのですが、iPadでも使用可能なので入れています。ただ、iPadではほとんど使用していません。iPad上で画像や動画の編集をするつもりがないので、お飾り程度です・・・。ちなみにiPhoneでは必須アプリです。

・超字幕 無料(コンテンツは有償)
 ハリウッド映画や有名海外ドラマなどを見ながら、本格的な英語学習が可能なアプリです。私はPC版でも2作品持っています。まあこのアプリで英語の能力が向上するとは思えませんが、映画内で話すフレーズと意味がひもづくのはタメになります。動作も問題ないですし、新しい映画を1本購入しようかなと考えています。


・Ghost Trick 無料(第3章以降は別途課金)
 カプコンのゲームです。DS版の評判が良かったのと、無料で第3章手前まで遊べるとのことで導入。私はすぐ飽きてしまいましたが、長男坊がハマってしまい、最後までクリアしたいとせがまれています…。まさに課金アプリの策略にハマった形になります…。ちなみに第3章以降の課金体系は下記の通りです。恐ろしい・・・。

第3章~最終章¥1,500
第3章~第7章¥600
第8章~第13章¥600
第14章~最終章¥600


・おやこでリズムえほん 無料(楽器やコンテンツは有償で増加可能)
 歌に合わせて親子で楽器遊びができる知育アプリです。これは3歳の次男坊向けに導入したのですが、8歳の長男の方が食いついてしまって、もっと他の曲で遊びたい(有償)とせがまれてる最中です(笑) バックミュージックが流れて、ディスプレイに表示されている楽器をタップすると音が鳴るので、一緒に演奏しているような感じになります。私はここぞとばかりに、シンバルの叩くタイミングとか、クラップはここで入れる的なことを、悦に浸りながら説明しつつ、親子で楽しんでいます。

・CloudReaders 無料
 電子ブックリーダです。無料でここまで軽快に動作することに驚きを隠せない、良く出来たアプリだと思います。私は主にマンガ用のリーダーとして使用しています。PDFもZIP画像も読めるので大変重宝しています。電子ブックリーダーアプリは、GoodReaderが最高峰だと考えていますが、CloudReadersは無料ですし、シンプルなUIかつ、開発者が日本の方なので使い続けるつもりです。

・Sumally 無料
 「この世界に存在するすべてのモノの"百科事典"を作ること」を目指したWebサービス”Sumally”の公式アプリです。ブラウザの方が軽快に動作するので、専用アプリを使う必要がないのかもしれませんが、ただアイテムを眺めるだけの用途でしかないので、ちょくちょく使ってます。ただ、意図せずアプリが閉じてしまったり、まだ改善の余地はありそうなので、今後に期待してます。

・Tumbletail lite for Tumblr 無料
 Tumblrのダッシュボードを確認するために導入しました。リブログもハートも簡単にできるので、毎日眺めています。動作も軽快ですし、お気に入りです。有料版もありますが、違いが「広告表示」「パスコードロック対応」「投稿ができない」しかありません。そもそもこのアプリから投稿する気がないため、無料版で問題ありません。

・MyPad - for Facebook & Twitter 無料
 FacebookとTwitterのTLを表示できるアプリです。おもにFacebook用として導入しました。何と言ってもFacebookを積極的に使っていないため、しょっちゅう放置しています。Facebookはログインしないと、しょっちゅう利用を促すメールが来るので、、ログインだけはすぐ出来るようにしつつ、ちょっとずつ使ってみようと考えました。

・Mixi 無料
 Mixi公式のiPadアプリです。紹介するか悩みました…。どうにも使いにくいです(苦笑)。これならSafariなどのブラウザからWebページにアクセスした方が普段通りの使い勝手を実現できますから、わざわざ専用アプリを使う事もないと思います。じゃあ何故ここで紹介したかと言うと、ブラウザを開いてログインのステップを省略できることと、このアプリで満足される人もいるだろうと考えたからでして、無料ということもあり、mixiをされる人でiPad持ちの人は試してみて、評価してみてください。

・ホワイトボード 無料
 このアプリは、ただホワイトボードを再現したアプリなのですけど、想像以上に使えます。文章の下書き、アイデアのメモ書き、子供に漢字や英単語を教える時、家族への伝言、もちろんビジネスシーンでも使用することも可能です。私は密かに神アプリなのではないかとほくそ笑んでいます。ホワイトボードに書くことに慣れている人には特にお奨めします。

・NHK WORLD TV Live 無料
 NHKのニュースを英語で視聴できるアプリです。NHKワールドTVを英語で視聴できるため、英語のリスニングを鍛えるために導入しましたが、映像で何となく意味合いがわかるので、英語でもこういうことを言っているのだろうと、類推できます。本当は類推ではいけないのでしょうか、何度か見て聞いて、語彙を確認するような使い方をしています。たまに見れない番組もある?のですが、海外ニュースでない分、内容が理解しやすいと思います。

 ということで、有償・無償のアプリをクリスマス前に紹介させていただきました。私は来年も、iPad2をこれでもか!というくらい使い倒すつもりなので、壊れることのないように、大切に扱いたいと思います(苦笑)またアプリが増えたら紹介していきたいですね~。
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| iPhone・iPad・Kindle | 19:15 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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2011年読破済み本のベスト5

 2011年も師走を迎え、時の移ろいの早さをしみじみと実感しております私ですが、毎年この時期の恒例行事でもある、読破済み本のランキング企画を今年もやります!!ちなみに過去のランキングは下記リンクからどうぞ。

2010年読破済み本のベスト5
2009年読破済み本のベスト5
2008年読破済み本のベスト5

 まあ2011年が終わると言っても、12月もまだ半月ほど残っているので、ひょっとしたらあと数冊読むかもしれないのですが、今年の読書冊数が、ノルマである80冊をすでに超えているため、フライング気味に今年のBEST5を発表しちゃおうかと思います。

 昨年(2010年)の評価軸は、「読んでみて実際にタメになった!感動した!」という書籍5冊を選ばせていただきましたが、今年は純粋に「内容が深く心に残った書籍」を評価算定の重要要素として選別しています。というのもですね、今年に限っていえば、100点満点に近いような、心踊り感動に咽ぶような「スゴ本」に出会えなかったこともあり、正直言ってどの本を1位にしようか悩みました・・・。

 また、今年は今までにないくらい、小説を多数読んでおり、好きな作家が増えて幅が広がった感はありますけど、残念ながら心を震わせるような記憶に残る作品には巡り合うことができませんでした。小説は図書館から借りるものが中心で、自費で購入した本はそんなにありませんし、過去の著名な作品ばかり読んでいたので、事前に内容を知っていたのが大半であったことも、印象を薄くした一因だとは思います。そういった事情もありまして、ランキング内はすべてビジネス書という結果になったことも付け加えておきます。

 それでは早速発表してまいりたいと思いますので、よろしければお付き合いください。

fuminchuが選ぶ、栄えある?2011年に読んだ本1位は…………

1位:40代を後悔しない50のリスト


となります!!

 私も今年で不惑を迎えました。そのため、この書籍が物凄く参考になりました。定年退職した人の後悔のうち、そのほとんどが40代での後悔を挙げるようなので、老後に悔いることのないように、今のうちにやっておくべき事、学ばねばならない事などを、これまでに培ってきた自分のリストと照らし合わせ、さらに洗練されたように思えます。そもそも私は、人生を生きていくうえで「やるべき事」「やらない事」を決めながら、自分の思い通りに制御できるように過ごすことを目指しています。しかし、自分が立案したものが果たして正しいのか正しくないのか、判断に迷うところではあります。そういう時は、先人に学ぶことも必要だと考えています。そして「40代を後悔しない50のリスト」のような書籍を活用することにより、先人達が悔やんだことを洗い出し、今後の人生を生きるための参考にすることが出来るはずです。ちょうど私の年代に合致した面もありますが、この本が2011年の1位ということにします。10代・20代の方々には参考にならないかもしれませんが、いつか悩む時がくるのですから、事前に読んでおくことが望ましいのではないでしょうか。

2位:ミステリーの書き方


2011年の2位に選んだのがこの「ミステリーの書き方」です。この書籍はタイトルが示すとおり、ミステリージャンルの作家が、その小説の書き方を語ったもので、ハウツーではありませんが、それに近い類いの書籍であると言えます。この本は、小説を読んだり書いたりしない方には、あまり役に立たないかもしれません。文章を書く人や、アイデアを生み出し企画を出すような人にも参考になりますが、そうではない方には、逆にお薦めしません。というのも、400ページを超えるボリュームに、1ページに2段組という構成のため、字数も相当数となり、読破するのに骨が折れます…。私は読む目的があったので、興奮しながら読みましたが、何となく手にとった方だと、きっと途中で本を置いてしまうでしょう。また、東野圭吾さんや伊坂幸太郎さんなど、有名で幅広い世代で人気がある作家さんが寄稿しているため、作品の裏話や、どういう背景で書いたものかとか、そんな読み方もできたりしますので、ファンの方も楽しめます。とにかく苦労して読みこんだ人には、何らかの恩恵がある書籍だと考えていますので、興味が湧いた方はぜひ手にとってみてください。

3位:イシューからはじめよ


3位には、ヤフーCOO室室長である、安宅和人さんの「イシューからはじめよ」を選びました。話題になった書籍ですので、読んだことがある方も多いかもしれませんね。私はこの本を2度読み返しましたが、未だに「issue(イシュー)」とは何かというのがモヤモヤしています…。イシューの定義としては、「2つ以上の集団の間で決着のついていない問題」、「根本に関わる、もしくは白黒のついていない問題」ということですが、イシューの見極めから始まり、何に答えを出す必要があるのか、そのためには何をあきらかにしなければならないのか、そういう分析手法を学ぶことができる、良書であります。ですが、はっきり言って難しいです。問題の設定と解決法というのは、人の数だけあるのかもしれませんし。ただ、イシューベースでの問題解決法を使えるようになれば、恐らく今後死ぬまで仕事に困らないのではないでしょうか?文体は柔らかく、若いビジネスパーソンが読んでもすんなり受け入れられますが、いざその手法を使う段階になった時に、己の未熟さを思い知ることになるでしょう。このイシューの概念は使って検証して改善してナンボだと思います。一度や二度、この書籍を読んだからといって、あまり役には立たないでしょう。だからこそ、何度も読み返し、イシューという概念を腹に落とし込むことにより、享受できる対価は大きいものとなるでしょう。興味のある方はぜひとも、10回くらい読み返し、その概念や手法を学ぶと、残りの人生は大きく変わるかもしれません。

4位:パーソナル・プラットフォーム戦略


4位に選んだのは、平野敦士カールさんの「パーソナル・プラットフォーム戦略」です。この本は以前発売した「プラットフォーム戦略」の個人向けにリライトしたものという位置づけのようですが、1050円という価格でお得感もあり、さらに電子書籍もあることから、手軽に手に入れることができる良書です。ただ、中身は相当骨太です。この本では、「ひとり社長」を目指し、先行き不透明な社会を生き抜く術として、パーソナル・プラットフォーム戦略を提唱しています。ひとり社長とは、「グローバルな市場を相手に、自らのノウハウを武器にして、さまざまな企業や人とアライアンス(提携)し、「自分をいろいろな人が集まる〈場〉」すなわちプラットフォームにすることによって、どんな時代になっても何があっても稼いでいける人」とのことですが、まさにこれからのサバイバル時代を生き抜くヒントがあちこちに散らばっていて、電子書籍で購入した私は、iPad内のアプリ上でアンダーラインを引きまくりました。すべてのビジネスパーソンに読んでほしい一冊です。


5位:アイデアを形にして伝える技術


 『HACKS !』シリーズの共著者である、原尻淳一さんの書籍です。インプットとアウトプットについてに書かれた新書となります。さらっと読める割には、書いてあることは質が高く、実際のビジネスの現場で参考になる考え方や方法がいくつも記載されています。私はこの本を本屋でみかけ、パラパラと目次や中身を眺め、すぐにピンときてレジに走りました。特に私が参考になったのが、第4章の「マンダラートを活用してツリー構造をつくる」という箇所で、この概念がもとになり、現在iPadにおいて、iMandalArtとiThoughtsの連携という神構成に辿りつくことができました!価格も安く、お奨めです。


次点:アイデアのヒント


 残念ながらベスト5入りは逃しましたが、この本もかなりの良書なので紹介しておきます。ジェームス W.ヤングの著した、名著「アイデアのつくり方」の続編というか実践編のような内容の書籍で、日本では2003年に発刊されています。ぜひとも全ての方に読んで欲しい本なのですが、発刊されて10年ほど経過するため、2011年のランクに入れるのを憚ったというのが、ランク入りから外した最大の理由です。実際に読んだことがある方や、所持している方もいらっしゃるでしょうから、まだ手にしたことがないとすれば、一読に値します。平易な言葉や概念が並んでいるので、評価が低い方もあるようですが、「ひらめきにもコツがある」という認識を持つだけで、世界中でどれだけの方々が、クリエイティビティの助けになったことか知れません。「ひらめき」なんて偶然の産物なんだ!と考える人もいるでしょうが、私は勘所を知っているか、コツをつかんでいるかが、創造性を発揮する重要な分かれ道になると信じて疑いません。本当は1位でもおかしくない書籍ですが、少々風化している内容もありますので、ランク外での紹介とさせていただきました。


番外編:進撃の巨人(マンガ)


 そしてもう一つの「例外」として、マンガを紹介いたします。若い方や流行に敏感な方は既にご存じと思いますが、「進撃の巨人」です。今年はiPadを購入したこともあり、マンガの電子化に努めていたのと、新たな作品を大量に仕入れたことから、小説やビジネス書よりも、マンガを読んでいた時間の方が長かったと思われます。そんな中、この進撃の巨人を読んで衝撃を受けました。最初は、「よくもこれだけ人が食われるシーンをリアルに描けるな…」と、猜疑的な感覚でおりましたが、どんどん巨人の支配する世界に心が引っ張られてしまいます…。徐々に謎が明らかになる手法や、主人公のエレンが巨人を発動したりと、今後の展開に期待せずにいられません!ですが、グロテスクなシーンもあるので、万人にお奨めはしません。私の中では名作「寄生獣」と似た感覚でいます。どうやら実写映画化されるらしいですし、今後益々人気が出るのではないでしょうか?手にしたことがない方は、一読を奨めます。

 ということで、2011年読破済み本のベスト5を紹介してきましたが、冒頭でも説明した通り、本当に心が震えるような、名著と呼ばれるような書籍には巡り合えませんでした。もちろん1位の「40代を後悔しない50のリスト」から、5位の
「アイデアを形にして伝える技術」まで、面白かったのには違いありません。実際タメになりましたし、何度か読み直してもいます。

 しかし何年もの間、名著と誉れ高い書籍にめぐり合ってきた私に取って、年々判定基準が高くなっているのは事実です。つまり年々審査の目が厳しくなるようなものなので、ある人が「名著だ!」と叫んでも、私は「平凡な書だ」と切り捨てるかもしれません。書籍もゼロベースで読みふけることを是としているつもりではいますが、やはり心のどこかに「これは以前にも読んだことがある…」という感覚が湧くと、途端にテンションが下がっていくのが分かります。私なんて、世間の読書家書士に比べたら屁のようなものですし、まだまだ読んだことのない名著がたくさん存在しているのも承知しています。

 願わくば、毎回名著に当たることが望ましいのですが、そんな事はありえないので、母数を増やす、つまり読む本の数を増やすことが、名著を見つける最大の方法なのかもしれませんね。と言いつつも来年は、少し読書量を減らし、クリエイティブ方面に時間を費やすつもりでおりますが、願わくば1冊でも多く、心を震わすような名著に出会えることを祈りつつ、2012年を迎えたいものですね。
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| ビジネス書・本・電子書籍 | 22:17 | comments:0 | trackbacks:1 | TOP↑

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