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2010.09.03 Fri
◎命のカウンセリング
-------------------目次--------------------
第1章 心の感覚の麻痺と向き合う
第2章 出生のトラウマ(心的外傷)と向き合う
第3章 私がいちばんの問題を抱えていた
第4章 自殺未遂と再起
第5章 私がカウンセラーになるまで
第6章 命のカウンセリング
第7章 苦しむすべての人へ
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車イスのカウンセラーで、業界のブラックジャックの異名をとる、長谷川 泰三さんの本です。
とにかく評判が高く「感動した!」との声が多かったので購入しましたが、いやいやいや、すさまじい本ですね・・・。のっけから最後のあとがきまで一直線に読みきりました。
途中で何度涙があふれたかわかりません!
この方ただのカウンセラーではなく、タイトル通り「命のカウンセリング」を行う方なのですね!長谷川さんの放つ言葉が、私の心にも作用したようで、今後もし、私のメンタルヘルスが異変をきたした場合、長谷川さんのもとを訪ねようと思いました。
そんな事態が無ければいいのですが、人生長く生きていれば、心を無くしてしまうような出来事の一つや二つ、起こる可能性があります。それこそ死ぬことしか考えられなくなるような辛い出来事が起こらないとも限りません。
そんな時は素直に、長谷川さんに「助けて」と言えるように、しっかり覚えておこうと思いました。
そのくらい生と死というものを見つめつづけた方の話は、心に響きまくります!!
この本の半分以上は、長谷川さんの過酷な生い立ちを綴った内容になりますが、とにかくエピソードが泣かせる泣かせる・・・。人の役に立つって、とっても大事なことなんだな~と、改めて考えさせられました。
途中に面白いエピソードなどもありますが、「事実は小説よりも奇なり」を地でいくような長谷川さんの凄まじい人生に圧倒されること間違いありません。
日本は自殺大国と言われるように、毎年3万人の方々が命を絶っている状況です。しかも、それは統計上の話しであって、家族が死因を伏せているケースなども含めると、もっと多いなんて話しも聞きます。
長谷川さんは、自らも命を絶とうとしたことを告白しており、ゆえに同じような境遇の方の気持ちを、本心で理解することが出来るのでしょう。語る言葉の端々に、想いがこもっているように感じました。
私はこれまで生きてきて、死にたいなんて思ったことは無い?はずですが、泣いてしまうくらい悲しい出来事には何度も遭遇しています。しかし、この本に出てくる方々のエピソードから見れば、もうそんな出来事なんてカスのように感じてしまいます(苦笑)
オレはこんなくだらないことで悩んでいたのか・・とか、こんな些細なことで苦しんでいたんだ・・・と、まるでこの本によってカウンセリングされたような、不思議な感覚がありました。
素直に脱帽です。
とっても素晴らしい本をありがとうございました!
さて、この本の評価ですが、文句無しの5つ星★★★★★でございます。
過去に人に語りたくないようなエピソードがあったり、周りから見て強がって生きているような方には、特にお奨めしたい本です。
私は弱いくせに強がって生きていると思うので、辛い時には素直に「助けて」とか「手伝って」と言えるようになろうと決めました。
本当に辛くて辛くて死んでしまいたくなるような出来事に遭遇した時は、最後には長谷川さんのようなカウンセラーに頼ろうと思います。
| ビジネス書・本・電子書籍
| 19:30
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