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この国を出よ

◎この国を出よ


-------------------目次--------------------
第1章 現状分析―絶望的状況なのに能天気な日本人
第2章 政治家と官僚の罪―誰がこの国をダメにしたのか?
第3章 企業と個人の“失敗”―変化を嫌う若者だらけの国を「日本病」と呼ぶ
第4章 ビジネスマンの「稼ぐ力」―「理想の仕事」探しより「自力で食える」人間になれ
第5章 企業の「稼ぐ力」―21世紀のビジネスに「ホーム」も「アウェー」もない
第6章 国家の「稼ぐ力」―日本再生のための“経営改革案”を提示する
by livedoor books
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説明不要の著名人であり、世界的な経営コンサルタントの「大前研一さん」とユニクロのファーストリテイリングCEO「柳井正さん」の共著となる書籍です。

しかしまあ、よくぞここまで書いてくれた!という、憂国の本であり、今日本が抱える様々なリスクから危機を指摘するという刺激的な本でもあります。

また、本のタイトルで示しているように、日本にいてもダメだから海外に出てグローバルなビジネス感覚を身につけなさい!という書籍かと思ったら大間違い。海外で揉まれたビジネスパーソンは、実力をつけた後に、また日本に戻ってきて活躍して欲しいという、お二人の「日本愛」を感じられる書籍でもあります。

大幅な円高、世界一の借金額、人口減少、中国・ロシア・アメリカという大国の影響を受けやすい地政学的脅威、混乱を極める政治、などなど、日本という国はこのままでは国際舞台から消えるばかりか、国家として成り立たなくなる可能性もあるくらい、本当に先行きが不安視されています。

さらに、これまで遥か下にいた経済レベルの国々が、ものすごい勢いで日本を抜き去りつつあります。これは日本の経済が落ちぶれてきたのと同時に、他国の経済成長が伸びているため、日本という自動車に乗っている私達は、ただただその状況を窓越しに眺めているさけとも言えましょう。

そんな経済状況を受け、もはや国内だけでビジネスをしていても生き残れないとされる大手企業群は、こぞって海外に活路を見出そうとしておりますが、肝心の人材が海外を望まなかったり、海外で萎縮してしまったりと、国際ビジネスシーンで埋もれてしまいがちな日本人。

わかっちゃいるけど、しがらみの中から抜け出せない、私を含めた世のサラリーマンには如何ともしがたい、忸怩たる想いを抱いてしまっている方々も多いでしょうし、私も強く抱いております。

私はこれまで、大前さんや柳井さんに関わる書籍やメルマガなど、いくつも読んできているので、本の中に書かれている内容で目新しいものはさほど無かったのですが、書籍として二人の名前で世に出したことが大きいと考えています。

もっと世間一般にこの書籍の存在を知らしめて欲しいとすら願っています。

もちろん全ての日本人が国外脱出なんてことになったら、国家として成り立たなくなるのですから、ここでは大手企業から、規模の大きめな中小企業で働くビジネスパーソンに対しての警告、という体裁を取っていると思うのですが、私はむしろ、世の中の「主婦」にこそ読んで欲しい一冊と考えています。

この国の未来を担う子供達の、一番近い位置にいるのは、やはりお母さんでしょうし、その教育方針如何によっては、将来の立ち位置も大幅に変わってくることを考えると、未来の姿を見据え、今のうちから何らかの手を打っておくことが肝要ではないでしょうか。

本来ならば、国家ぐるみで英語を第2言語として認定しつつ、その実践的な教育を実施させねばならないところですが、残念ながら公立の小中学校に通わせているだけでは、日増しに子どもの将来の選択肢が縮まっていくということを、親が強く感じ取らなければなりません。

というのもこれから先、今の幼児~高校生達は、他国の優秀な教育を施されている外国人と、職を争っていかねばなりません。もちろん、国内であっさり就職が決まる人や、家業を継いで安泰という人などもいるでしょう。しかし、あらゆる職の門戸が狭まっていくのは、ほぼ間違いありません。

経済のパイが縮小していく中で、人件費を削減しつつも能力の高い人材を求めた時に、比較的安価で優秀な外国人からのオファーがあれば、経営者はそちらを向かざるを得ませんし、実際に、もうそういう状況になりつつもあります。

毎年、大学生に人気がある企業ベスト10なんてニュースを見かけますけども、それらの企業は10年後ベスト10に入っているかと問われれば、高い確率で「いない」と言わざるを得ません。

さらには、もっと突っ込んで書くとすると、私の在籍しているIT業界などは、10年後にどんな風景になっているのか想像だに出来ないくらい、激変する可能性を秘めています。もう日本国内だけでは利益は取れないのですから、海外で収入を得る方策を採用せねばいけませんし、外資の買収攻勢にさらされることも念頭に置いておかねばなりません。

私は神様ではないので、未来を正確に予測することなんてできっこありませんけど、この先普通にサラリーマン勤めをしていて、給料が上がり続けるなんて毛頭考えていませんし、むしろ給料は下がる一方であり、これまで1億中流などと謳っていた層は、はっきりと所得格差が開いていくのは確実と言える情勢です。

もちろん、たまたま勤めた企業が成長企業で、給料も青天井で上がるなどというケースだってありますから、一概には言えませんが、それは少数派であるというのは、今の日本の状況を、上記で示したさまざまなリスクを鑑みつつ考えると、そう予想せざるを得ないのです。

これまで自由と繁栄を謳歌してきた日本人にしてみれば、それが永続的に続くということを夢見がちですけども、果てしなく落ちぶれてしまう将来の日本というビジョンも、頭の中に描いておいた方がいいと思います。

最悪のケースを想定しておいて、そこに備えていく、もしくは心構えだけは持っておくだけでも違います。あまり不安を駆り立てるのは好きじゃないのですが、アメリカがドルをデフォルト(債務不履行)しただけで、日本も中国も積み立てているドルが紙きれと変わり、経済が吹っ飛びかねないとか、そんな他国の状況に左右されるような事も起きえます。現にサブプライムによって日本も世界も一気に景気が冷え込みましたし、日本だけが無風ということはこの先ありえません。
※ドルのデフォルトについては私は起こらないという予想ではあります

最近のアメリカ、中国、ロシアという大国の本性が垣間見えたニュースを、多くの人が見聞きしてると思いますけど、戦争や紛争なんて実にあっさりと突然起こったり、起こされたりします。

それが今の世界の現実でもあるということを、頭の片隅に置いておいた方がいいです。

この「この国を出よ」では比較的現実に起こりうる、身近なリスクを指摘しておりますが、それでも「2分の1の生活をする覚悟を!」などと、生活レベルの引き下げを呑まざるを得ないような記載などもありますので、刺激的な内容には違いありません。

そんな暗い予測が5年後、10年後、30年後に的中していなければ、「そういえばどっかのブログでアホみたいに騒いでいたfuminchuとかいうマヌケな奴がいたなw」くらいに笑ってくれれば済む話しです。しかし、この本に書かれていることはいつ起きてもおかしくないような「今ある危機」をもとにしており、我々日本人は高い危機意識を持たなければなりません。

そうやって多くの家庭に危機意識が浸透していけば、それに対応しなければ!という人達が多く出現するはずです。そこでミスリードをする指導者がいなければ、この国は多少なりとも変わっていくのではないかと思います。本当は今のまま平和で、そこそこの生活が変わらないのが一番なんですけどね…。

さてこの本の評価ですが、星5つといきたいところですけど、あえて★★★★☆とさせていただきます!

事前に書かれている内容を予測できてしまったこと、私が知らないことは書かれていなかったこと、世間に与えるインパクトの大きさなどを加味しての評価です。

普段、政治や経済に興味が無い方がこの本を読んだら、不安に苛まされるでしょうが、これが今の日本という国の現実なんだと、はっきりと理解出来る素晴らしい機会を得ることにも繋がりますので、ぜひとも多くの方がたに読んでいただきたい1冊です。

上述しましたが、主婦の方々にこそ読んで欲しい1冊です。生活の危機が迫った時に慌てても仕方ないですし、子供達の未来を考え、それぞれの家庭ごとに、どうしていきたいか、という事を話し合って欲しいです。
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| ビジネス書・本・電子書籍 | 18:17 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Re: お久しぶりです!

ご無沙汰しておりました!

なんとご懐妊でしたか(^o^)丿
それは楽しみですね~。

うちの息子も生意気ですよ・・・。
どちらかというと次男坊の方が(~_~;)


色々と賑やかになりそうですね~

| fuminchu | 2010/11/29 23:23 | URL |

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| | 2010/11/29 08:51 | |















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