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文章術向上シリーズ-2/5回 伝わる・揺さぶる!文章を書く

 昨日(9月19日)からスタートさせた5日間連続「文章術向上」シリーズですが、初日からずいぶん苦しんだ印象があり、なんてテーマを選んでしまったのかと、嘆いているところです・・・。そんな中、少しでも読んでくれた方の参考になっていただければ、嬉しいことこの上ありません。結構な長文になるのですが、よろしければお付き合いください。

 今回紹介する本を選ぶ際に参考条件にしたのが下記6ルール

1.作者が日本人であること
※日本語の文章術を向上させたいので、洋書を翻訳した本などは除外

2.Amazonその他の評価が高いもの
※評価の高い本はそれだけの内容が書かれていると仮定

3.なるべく薄い分量の本を選定
※文章力向上というテーマは、ページ数が多いと頭に入りにくいと考えました

4.あまり基礎すぎないこと
※小学生でもわかる基本のキ、などというものは除外

5.テクニックやノウハウ的な記述を重視
※即効性を求めていたので、抽象的な表現に終始している本はNG

6.「心に残る文章」というキーワードに引っかかった本を選定
※今回一番重視したことで、ようするに面白かったか否かが判断材料

 などなど、このような感じで選定した本をもとに、進めてまいりますが、初日よりも二日目、二日目よりも三日目という具合に、後に進むに従ってよりお奨めの本になる事を意識していますので、そのつもりで読んでいただければ幸いです。


【2日目:伝わる・揺さぶる!文章を書く 山田ズーニー 2001年11月29日第1版】



--目次--
プロローグ 考えないという傷―考える方法がわかれば、文章は生まれ変わる
第1章 機能する文章を目指す―いい文章を書くとは、どういうことか?
第2章 7つの要件の思考法―書くために、何をどう考えていくか?
第3章 伝わる・揺さぶる!文章の書き方―実践編
第4章 より効果を出す!テクニック―上級編
第5章 その先の結果へ
エピローグ あなたと私が出会った意味


 まず、この本を知りえたきっかけは、普段仲良くさせていただいている「ブログが作りたい!」のKumaCrowさんに紹介していただいた本であるという事です。KumaCrowさんに聞かなかったら、きっとこの本とは出会えていなかったでしょう・・・。感謝です!

 ちなみに、KumaCrowさんも以前この本の紹介をされておりますので、合わせてお読みいただければと思います。
※私の文章よりも上手だとか口にしちゃダメですよ(笑)

破綻のない文章を書くためのコツ
by ブログが作りたい!


 それではさっそく「伝わる・揺さぶる!文章を書く」について書いていきたいと思いますが、山田ズーニーさんは第1章でこう書かれています。

本書で目指す文章力のゴールは、読み手の心を動かし、状況を切り開き、望む結果を出すこと、それがゴールだ。


 そう、この本を読んで目指す文章力のゴールは、読み手の心を動かし、望む結果を出させることであります。それはつまり、自分が納得できる文章を書き、読んでくれる方の心を揺さぶり、心に伝わさせる文章を書くことと言ってさしつかえないでしょう。

 世の中には気が遠くなるような長い文章や、ただ一言しかない文など、さまざまな文章(文・言葉)がありますが、たまに「なるほど!」と思える文章に遭遇した事が、誰しも一度はあるのではないでしょうか?

 それは本であったり、雑誌であったり、あるいは曲の歌詞だったり、電車の中のつり広告の一文だったりと、さまざまなジャンルのものがありますが、その中でも心に響き、共感を促される文章に私は何度も出会ったことがあります。

 じゃあ、読んで何とも思わない文章と、読んで心を離さない文章との違いとはいったい何なのでしょうか?その問いに対し、ズーニーさんは「文章の7つの要件」を提示しており、これらを意識すれば機能的な文章を書くことが可能となるようです。

1.意見
 あなたが一番言いたいことは何か?
2.望む結果
 だれが、どうなることを望むか?
3.論点
 あなたの問題意識はどこに向かっているか?
4.読み手
 読み手はどんな人か?
5.自分の立場
 相手から見たとき、自分はどんな立場にいるか?
6.論拠
 相手が納得する根拠があるか?
7.根本思想
 あなたの根本にある想いは何か?


 今回はこの7つの要件をメインに書いていきたいと思います。
※本文では4の読み手と、5の自分の立場が一緒にしてあるので、私もそれに倣うこととします

【意見】

 まず意見とは何でしょうか?ズーニーさんが、この本で語る意見とは・・・

自分が考えてきた「問い」に対して、自分が出した「答え」である。


 と定義されており、「問い」に対して、他の誰でもない、自分の中で達した「答え」そのものであるという事ですが、「問い」にも浅さと深さがあり、浅い問いだと導かれる「答え」も薄っぺらい、つまりそれなりの意見しか導かれないことになります。

 また、我々は「問い」ということを意識しないままに、文章を書いたりすることが圧倒的に多いともズーニーさんは述べています。確かに言われてみれば、「問い」というものにフォーカスして、文章を書いた事はほとんどないですね・・・。
 明確な「問い」に「答え」=意見を出すことができれば、相手に伝わる文章になりえるのならば、ではその「自分の意見」を出すにはどうすればいいのでしょうか?

 それは、「問い」→「答え」→「問い」→「答え」→・・・と螺旋階段のようなスパイラル方式で、問いと答えを繰り返していくと良いとしています。実に単純なことですが、この単純な事がなかなか出来ないものです。TOYOTAの「なぜなぜ5回」も同じように、問いがあり、導かれた答えにさらに問いかけ・・・ということを5回続けなさいとしていますよね。
 この仕組みを文章に取り入れることで、より文章力は明確に伝わるやすくなっていくはずです。

 しかし、そんな「問い」を立てようとしても、行き詰ってしまう事もあるでしょう。そんな時は意見を掘り下げていくのではなく、むしろ広げていく放射性志向の考え方が有効になりそうです。
 過去→現在→未来の時間軸に加え、自分→身の回り→日本社会→世界という空間軸に視野を広げて、「問い」を立てていくと、行き詰っていた「問い」がさらに広がっていくという事ですか。これはラテラルシンキングの考え方と似ていますね。


【望む結果】

 文章を書き進めていくと、そもそも何を書こうとしているのかがわからなくなることがよくあると思います。そういう時は「何のために書いているのか?」という視点で見ると、わかりやすいようです。

セルフチェックの観点
1.自分は今何を書いているのか?書こうとしているのか?
2.だから、何なのか?それは読み手にとってどんな意味があるのか?
3.読み手にどうなってもらいたいのか?そのためにどう書けばよいのか?


 この観点をもとに、今のこのブログに当てはめてみると・・・

1.自分は今何を書いているのか?書こうとしているのか?
 →文章力向上というテーマについて、本の内容と照らし合わせながら書いている

2.だから、何なのか?それは読み手にとってどんな意味があるのか?
 →その本に書いてある、文章力向上のエッセンス、ノウハウ、考え方などがわかるはず

3.読み手にどうなってもらいたいのか?そのためにどう書けばよいのか?
 →文章の事を意識することにより、より相手に伝わる文章が書けるようになれるのだという事を認識してほしいし、読んでくれた方のためになりたい。

 とまあ、こういう感じでチェックをしていくと、私は、このブログを読んでくれた方が、文章力向上を意識した時に、そのノウハウを的確に伝え、貢献したいのだという事がわかります。

 ズーニーさんも「自分の書くもので人に歓びを与えられるかどうか?」と書かれているように、私も自分のブログを読んでくれた方に歓んでいただきたいという想いが込められているのだと、理解することができました。この考え方はとても共感できます!


【論点】

 そもそも論点とは何でしょうかね?私は議論の中心となる問題点、なんて、堅い文言が頭に浮かびますが、ズーニーさんはこう言っています。

論点とは文章を貫く問いだ。筆者の問題意識と言ってもよい。
どのような問題を、どのような角度で扱っているかという事を指す。


 会話が噛み合わない時なんかも「論点」がズレていることが原因だったりしますし、問題点の本質が相手とズレていれば、互いにわかりあえるなんて事は永遠にないのかもしれませんね・・・

 じゃあ、そんな「論点」において、自分の論じたい内容を相手にも同じ観点で共有してもらえば理解しあえる、という事にもなります。もちろん私が書いていることに興味がなければ、そもそも共感してもらえるわけもないですし、「論点」自体を定めるのも難しいでしょう。
 しかし、関心のない読者にもどうすれば興味を持ってもらえるのか、どうすれば双方に興味のわく「論点」とできるように書けるかが、プロとアマチュアの違いなのかもしれないです・・・
 そもそも「論点」という視点は、普段意識していない方が大半だとは思いますけども、この「論点」を制する者は文章を制すると、ズーニーさんに言われると、意識せざるを得ません。

 この「論点」の項目は下記のように細かく語っておられるので、大変参考になるはずです。詳しくは、伝わる・揺さぶる!文章を書く、をぜひとも読んでみていいただいたいと思います。

・論点と意見は呼応する
・論点は「問い」の形にする
・論点の候補を集めるステップ1
  論点の候補を探す3つのエリア
   (1)読み手を洗う
   (2)テーマを洗う
   (3)自分の中を洗い出す
・論点を絞るステップ2
・論点を決めるステップ3



【関係性】

 この関係性の部分では、相手とのコミュニケーションのために、自分の立場と相手の立場を考え、自分と相手を相互に理解できる「問い」を見つけることの大切さについて述べられています。

 それには相手を理解するための問いや、他者がどう考えているのかという感覚を知る事、社会に自分をどう位置づけるかなど、そういった関係性の中で自分の立場を明らかにしていけば、よりよい文章が書けるようになるのではないでしょうか。

 ズーニーさんが言う相手の立場になって考える事は、コミュニケーションだけではなく、全ての事に通じると思いますし、ついつい独りよがりな考えを持ってしまう私も、身が引き締まる思いです・・・。
 まさに相手になったつもりになり、相手側からの立場で物事を冷静に考えると、意外な共通点などが見つかり、ハレーションはおきにくいと思いますが、私はもう一歩踏み込み、「水平思考の6つの帽子」をかぶって考えると良いのではないかと思っています。

◎水平思考の6つの帽子

1.白い帽子 中立的視点、事実認識
2.赤い帽子 感情、直感
3.黒い帽子 批判、リスク思考
4.黄色い帽子 楽観、プラス思考
5.緑の帽子 創造、創造的思考
6.青い帽子 概観、全体整合、俯瞰

 上記の色の帽子をかぶったつもりになり、1の白い帽子ならば、相手と自分以外の中立な立場で意見を出したり、3の黒い帽子をかぶり、あえて相手の批判すべき点を考えたり、5の緑の帽子をかぶり、お互いが創造性のある一致点を見つかるetc、今までとは違った考えが浮かぶ事があります。

 そうやって考え抜いた「問い」ならば、相手をおもんばかりつつ、自分も納得できる点が見つかっていくはずです。


【論拠】

 ここでは、「論拠」→説得、という点に関して述べられており、順序だてて抜書きしていきます。

◎論拠の用意-入門編

理由はどこにあるかを挙げる
 ↓
自分の理由を挙げる
 ↓
相手の都合から見て理由を想定する
 ↓
相手側の反対理由を正しく押さえる
 ↓
反対理由に合わせた論拠を準備する


 こういう表現で書かれると、これはロジカルシンキング系の話しだな、と思いつつも、よい文章で書くには、ここまでしっかりと考え抜いた下地が必要なのだということでしょう。
 ちなみに、ズーニーさんは中学生が親にパソコンを買ってもらうための論拠、という形で説明されていますけど、なかなか微笑ましいです(笑)。ぜひとも手に取り、読んでみてください。

 では不特定多数に対する論拠を示す時にはどうすればよいか?その方法や注意点として、以下を挙げてらっしゃいます。

・正論を押し付けても意味がない
・自分の実感、引っかかりを洗い出す
・問題を多角的に見る 
 1.自分の体験・見聞を洗い出す
 2.必要な基礎知識を調べる
 3.具体的事例を見る
 4.別の立場から見る
 5.海外と比較して見る
 6.歴史を押さえる
 7.スペシャリストの視点を知る


 正論については、その通りでして「戦争反対」という正論をおし通しても、世界中で散々戦争してきた歴史を考えると、それは論拠足りえないです。まあそれは、ちょっと極端な例なので、違った表現をすると、「人は皆仲良くするべきだ」なんてどうでしょうか?当たり前すぎる「正論」ではありますが、現実的には、全ての人と仲良くすることなんて不可能なので、こういう論拠で迫っても、読者の心には届きにくいですよね。

 自分の実感、引っかかりを洗い出すについては、言葉の通りだと私も思います。何かおかしい、これは何だ?などと、つい止まってしまう部分には、何か裏の論が隠れていることが多いですね。

 問題を多角的に見るについては、7つの視点を挙げられておりますが、これ実はものすごい重要な事だと、私は考えています。この部分がこの本で一番参考になったといっても過言ではありません!この7つの視点を常に側に置き、論じる時の参考にすれば、結構な論文が出来上がるのではないかと、思っています。
 ここでは視野を広げるための視点、としていますが、ノンフィクション的なものを書くときなんか、このツボを押さえておくと、話しがブレないだろうなと、作家でもない私が言うのも何ですが、参考になるでしょう。

【根本思想】

 最後に根本思想について触れてらっしゃいますので、ここをサラっと書いていって終わりにしたいと思います。

 根本思想というと難しく感じるかもしれませんが、己の持つ「価値観」「生き方」「パーソナリティ」などと考えると分かりやすいでしょう。私もさまざまな価値観を抱いて生きていますので、その根っこの部分にある思想が、いったいどんなものなのか、把握している人は少ないでしょう。そういう私も自分の事を知りえておりません。
 ですが、「自分の根っこにあるものは何?」という意識付けをしておくと、自分が今まで書いてきた文章を眺めてみた時に、「こういう考え方が自分にはある」とハッとすることでしょう。

 そんな自分の根っこの部分に基づいた言葉が見つかり、偽らざる文章を書いていけば、きっと読んでくれる方の心は動くだろうと、ズーニーさんは結んでいます。まあそれは時と場合によりけりかな・・・とは思いますが(苦笑)、より伝わりやすい文章になるのは間違いありません。


 思わぬ長文になってしまいましたが、この「伝わる・揺さぶる!文章を書く」のメインコンテンツとなる部分は第2章であると考え、こちらの紹介に注力した形になります。

 第3章では、実際にありうるケースに合わせて書き方を伝授されていますので、ビジネス文書やメールが苦手な方などは参考にされるのもいいと思います。また、第4章では、上級編として20数ページに渡って書かれておりますが、3日目以降の内容と被る部分が多いので割愛いたしました。書かれている内容は、赤ペン引きまくりのものばかりなので、こちらも実際に手に取り、読んでみてはどうでしょうか?

 さて、最後は駆け足になってしまった、「伝わる・揺さぶる!文章を書く」ですが、評価は★★★★☆とさせていただきます。とても良質な本であるのは間違いありませんし、この本から得た情報で今後大事にしていきたいものなども見つかりました。「論文の書き方」同様に、もう少し時間が経過した後、もう一度読んでみたいと思わせる本です。

 次回は「人を動かす文章術」川辺秀美さんの本を紹介いたしますので、よろしければお付き合いください。

◎文章術向上シリーズ

文章術向上シリーズ-1/5回 論文の書き方

文章術向上シリーズ-3/5回 人を動かす「文章術」

文章術向上シリーズ-4/5回 「超」文章法

文章術向上シリーズ-5/5回 人の心を動かす文章術
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| ビジネス書・本・電子書籍 | 19:24 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

>KumaCrowさん

すいません、勝手にリンクとか貼って
しまいました(^^;)
いや~もう、かなり苦しんでいます。
いますって事はまだ更新中という事ですが
休み期間はこれで潰れるのでは?という
感じです…
あと3回気合いで更新しますので、よろしければ
見てやってください。
長いですが…((+_+))

| fuminchu | 2009/09/21 10:13 | URL |

fuminchuさん、こんにちは!(・∀・)/へろー

難しいことやってますね~。(´Д`;)
全体的に話をまとめるだけでも、大変よね。

fuminchuさんの記事を読んだら、
私はずいぶん「読みこみが浅かったなぁ」と感じました。

ズーニーさんは、こういうことを書いていたのかと、
改めて、意図するところの理解を深める形になりました。

ありがとうございます!ヾ(*´∀`*)ノわーい

| KumaCrow | 2009/09/21 08:41 | URL | ≫ EDIT















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