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文章術向上シリーズ-3/5回 人を動かす「文章術」

 早くも3日目に突入したシルバーウィークですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?私はこの文章術向上シリーズを1週間前に書き上げているつもりでしたが、今日の日付は9月19日(土)でして、シルバーウィーク初日にあせりながらキーボードを叩きまくっています。思っていたより大変なこのテーマ、抜書きするにも一苦労ですけど、よろしければお付き合いください。

 今回紹介する本を選ぶ際に参考条件にしたのが下記6ルール

1.作者が日本人であること
※日本語の文章術を向上させたいので、洋書を翻訳した本などは除外

2.Amazonその他の評価が高いもの
※評価の高い本はそれだけの内容が書かれていると仮定

3.なるべく薄い分量の本を選定
※文章力向上というテーマは、ページ数が多いと頭に入りにくいと考えました

4.あまり基礎すぎないこと
※小学生でもわかる基本のキ、などというものは除外

5.テクニックやノウハウ的な記述を重視
※即効性を求めていたので、抽象的な表現に終始している本はNG

6.「心に残る文章」というキーワードに引っかかった本を選定
※今回一番重視したことで、ようするに面白かったか否かが判断材料

 などなど、このような感じで選定した本をもとに、進めてまいりますが、初日よりも二日目、二日目よりも三日目という具合に、後に進むに従ってよりお奨めの本になる事を意識していますので、そのつもりで読んでいただければ幸いです。


【3日目:人を動かす「文章術」 川辺秀美 2009年9月1日第一刷発行】



プロローグ 仕事の文章とは、忍術のようなものである
第1章 機能的に伝える文章は司馬遼太郎に学べ
第2章 文章の背景力を伸ばす
第3章 コミュニケーションの基礎力を鍛える
第4章 実践!人を動かす文章を書く
第5章 最低限の文章技術
エピローグ 秘伝6を相伝するために


 文章術向上シリーズの3日目は、プロの編集であり、コンサルタントでもある川辺さんの著書、人を動かす「文章術」です。発売されたばかりと言っても差し支えありませんが、以下に紹介してきたいと思います。

人を動かす「文章術」とは、主に仕事で使う文章術です。


 最初のページからこう語る川辺さんですが、いえいえ、そんな事ないですよ。この本は文字通り、人を動かすための文章術向上を、川辺さんの経験をもとに書かれておりますが、文章術だけに限らず、読書に関することや、コミュニケーションに関わることにも触れており、ただの文章本という趣とは違います。

 さらに、この本のコンセプトで、常に登場するキーワードとして挙がるのが、「司馬遼太郎」と「仕事文の6つの要素」でして、川辺さんは、司馬遼太郎で機能的な文章が学べるとし、本全体で司馬遼太郎の引用があちこちに出てきます。
 また、仕事文の6つの要素として、下記を挙げて説明しておられます。

◎仕事文の6つの要素
1.書き手の主人公は誰か  WHO
2.読み手は誰か      WHOM
3.何を語っているか    WHAT
4.どんな方法か      HOW
5.それはいつか      WHEN
6.どんな文脈があるのか  CONTEXT


 この6つのコンセプトも、この本では重要な鍵を握る事になりまして、頻繁にこの文言が登場します。

 しかし、私は司馬遼太郎をほとんど読んだ事がなく、6つのコンセプトもいまいちピンとこなかったので、ここではあえて触れることはしません(苦笑)

 私はあえて、第5章 最低限の文章技術を中心に書いていきたいと思います。じゃあ他の部分はたいした事書いていないのかというと、そんな事はありません!
 むしろこれから本を出したい!などと思い描いている方には、最適な本ではないかと思いますし、私的に参考になった部分がたくさんあります。
 さらにこの本の評価を先に申し上げると、★★★★☆となり、皆様には良本として推薦いたします。

 今回、テクニックやノウハウ的な記述を重視している関係上、他の内容をそぎ落としつつ、実践的な部分を書くつもりなので、そういう構成をとらせていただきますが、もし著者の川辺さんが見たら「う~ん・・・」と思うかもしれませんね・・・。

 それではさっそく、私の目に留まった部分を抜粋しつつ書いてまいります。

【機能的に伝える文章】

川辺さんは第1章でこう書いています。

感じるままに文章を書くことはドラッグのようであり、自己陶酔の世界に浸るようなものです。とくに文章力に自信がある人ほど、この傾向は強いので注意したいところです。そういった文章の書き手の特徴は、論理性があまりなく、歌詞のように言葉と言葉が飛躍し、修飾句がくどく、あくの強い表現をします。


 私は文章力に自信がないので、上記のようなことにはならないのですが、むしろ陶酔してしまうくらいの文章を書けるようになってみたいものです。私にはそういった文を書き連ねる能力は無いので、どう転んでも書けませんが、自信を持ってそういう文章を書いておられる方は、元々書けるのだから、いくらでも修正が効きますよね。
 また、論理性があまりなく、歌詞のような言葉に感動する人だっているはずですので、すべてにおいて上記表現が当てはまるわけではないと思います。でも、多くの方々に伝わりやすい文章を書くとすれば、機能的な文章を書かねばならないのですね。

◎機能的に伝えるための7か条

1.成果を生み出す文章であること
2.愛嬌のある文章であること
3.時に論理的、時に叙情的な文章であること
4.一文の中に読点を2回までしか使わない、短文の文章であること
5.70%のコピーライティングであること
6.評論しない文章であること
7.肯定的な文章であること


 こうして羅列すると、なるほどなと思いますが、私が参考になったというか、耳が痛くなったのが、「一文の中に読点を2回までしか使わない、短文の文章であること」でして、ついつい長い文章構造になってしまう私の文章に、自分でもちょっとな・・・と感じるところがあります。
 仕事上でのメールとか、要点を箇条書きするだけでいいと思いつつも、ついダラダラと文章が長くなり「読みにくい」なんて事を言われてしまいます・・・。

 また、愛嬌のある文章であることの中で、「下手でいい」とわりきることが大切と、川辺さんは言われており、上手に書こうとしても、今は書けないのだから、仕方ないのだ!と自分に言い聞かしてくれてるようで、少しだけ自信が出ました。

 あと、肯定的な文章というのも、私が共感した部分でして、底の浅い否定表現はなるべく避けるというのは肝に銘じたいですね。常にポジティブに考えたいので、否定的な事はなるべく書きたくありません。


【話し書きトレーニング】

 第3章に移りますが、私は文章を書き連ねると、どうしてもお堅い文章になる傾向があり、意識的にくだけた話しなどを入れたりという小細工をたまにします・・・。もうちょっとざっくばらんな感じで書きたいと思う私ですが、そんな時は、話し書きトレーニングをすると良いようです。

 それは、ICレコーダーのようなものを使い、あるテーマについて1時間程度語ったものを録音し、それを文字に起こしてみる、という方法です。私は、きっと自分の論理性の無さに嫌気がすると予想していますが、一度やってみようかと計画しています。
 会議などで、内容を録音したものを後で聞き返すと、オレは何を言っているんだ?と思った事が何度もあるので、そういう部分を知りえる手段として、有効かもと考えています。


【前向きになれる便利な言葉一覧】

 第4章で、「前向きになれる言葉の一覧」が掲載されていますが、こういう使い勝手のよい定型言葉を羅列しておき、常に傍らに忍ばせおくことで、文章を書く上でのツールとして機能すると思いました!ここはパクらさせていただきますよ(笑)
 他にも、さまざまなシーンごとに、定型の言葉や文をまとめておけば、役に立ちそうですよね。
 私は語彙を増やす手段として、「あ、この文いいな~」と思うものをテキストエディタなどに残してあります。何か表現に困ったら、たまにそちらから引用して使っています。


【タイトルと見出しの構造】

 第5章で、タイトルと見出しの構造に書かれていますが、タイトルの基本構造は、「陰」と「陽」の構造になるとの事です。ここで言う「陽」とは具体的でわかりやすい事で、「陰」とは抽象的で謎めいている事のようですが、今までそんな事考えたこともなかった私は、なるほどなと思いました。
 文章を書く時はタイトルから考えるのが基本ですし、タイトルは「目標」であり「コンセプト」なんですね。この辺はコピーライティングの「見出し」の重要性と近しいものがありそうです。

 タイトルと見出しの構造は、

A.具体的→抽象的→具体的→抽象的
B.抽象的→具体的→抽象的→具体的

 のように、「陰」と「陽」のサンドイッチ状になっている事が大事なんですね。言われてみれば確かに、そういった統一感が無いと、違和感を覚えそうです・・・。


【他人を惹き付けるシナリオ】

 文章の構造は、起承転結となっているのが原則ですが、川辺さんはそこに物語の要素を取り入れることを薦めております。どうやらハリウッド脚本術という本を参考にされたようですが、8つの構成を抜書きしてみると、

1.物語のテーマ
2.人物の背景
3.主人公の葛藤
4.心理的なドラマ
5.事件
6.敵
7.対決
8.ハッピーエンド


 となり、その中では大きな物語と小さな物語が混在することにより、多様な世界観が表現されているのだそうです。川辺さんは、物語を仕事上の文章にも応用すると様々なアイデアが出る、としています。
 名著「ハイコンセプト」の中で、著者のダニエルピンクは、これから求められるセンス(感性)のうちの一つとして、「物語」を語れることを挙げています。

ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代

■これから求められる「6つの感性(センス)」
・機能だけでなく「デザイン」
・議論よりは「物語」
・個別よりも「全体の調和」
・論理ではなく「共感」
・まじめだけでなく「遊び心」
・モノよりも「生きがい」


 つまり、仕事上の文章の中にも、幅広く「物語」の要素が求められていくようになっていく事を予測しての話しですが、私も一人のビジネスパーソンとして、「物語」というコンセプトには関心を示していました。


【「です・ます」か「である・だ」か】

 私も以前「です・ます」調で文章を書くのか、「である・だ」調で文章を書くのか、悩んだことがありまして、自分の論拠に自信がないのか、断定的文体が苦手だからなのかわかりませんが「である・だ」調で書くことがはばかられる感があり、ずっと「です・ます」調で書いています。

 この「です・ます」調で文章を書くのは無難な文章とも言え、どこか他人事だったりするのは否めません。でも、「である・だ」調だと、上から目線での文章になってしまうので、ロジカルな感覚の文章になってしまいます。
 川辺さんは、「です・ます」調を徹底的に使いこなすことを推奨していますので、私も今まで同様に、「です・ます」調で書いていきます。でもプレゼンとか論文的なものには「である・だ」調がよいとの事なので、たまにプレゼンとかする私は、少しはそういう文体に慣れたほうがいいのかも・・・。


【表現のダブリをなくせ】

 表現のダブリは私もよくやります・・・。ダブリの代表的なものとしては、以下6つを例を挙げてらっしゃいます。

1.内容のダブリ
 修正前:「私はあの一言が気になった。そう、あの一言で笑い転げたのだ」
 修正後:「私はあの一言が気になった。そう、ありがとうごじぇーますだで笑い転げた」

2.文末のダブリ
 「キミのその服、素敵だね。キミのその鞄、綺麗だね」
※対比文の時は修正しないのがルールとの事

3.段落文頭のダブリ
 修正前:「そして歴史は変わった。そして私は生き残った」
 修正後:「そして歴史は変わった。その中で、私は生き残った」

4.強調文のダブリ
 修正前:「人間には想像力がある。その想像力で世の中を作ってきた。人間にとって想像力こそすべてと言っても過言ではない」
 修正後:「想像力が世の中を作ってきた。人間にとって想像力こそすべてなのだ」

5.主語のダブリ
 修正前:「ぼくはステージに上がった。ぼくは歌い、ぼくはギターをかき鳴らし、ぼくは叫んだ
 修正後:「ぼくはステージに上がった。ぼくは歌い、ギターをかき鳴らし、叫んだ」

6.名詞のダブリ
 修正前:「東京タワーに行ってみた。東京タワーってすごい。東京タワーの眺めは最高だね」
 修正後:「東京タワーに行ってみた。すごい!眺めも最高だね」


 この例文を見れば一目瞭然ですが、こういった表現のダブリって本当によくやります・・・。自分では見落としてしまうこと、ありますからね。。。たまに雑誌などでもこういったダブリ表現を見ますので、プロの方でもつい、使ってしまうのでしょうか。やっぱり推敲は大事ですね。


【読点は最重要の役割】

 読点「、」の使い方はプロでも難しいと言われますが、私もいつも「、」の使い方に悩みます。この本ではポイントを3つ挙げています。

ポイント1:段落の冒頭で打つ(接続詞の後、主語の後)
ポイント2:意味の区切れ、長い修飾句で打つ
ポイント3:読点の後を強調したいときに打つ


 言われてみれば当たり前のようにも感じますけど、上手に「、」を使えているとは思えない私・・・。川辺さんは、読点で悩むくらいなら、文章を短く切りましょうと書かれていますが、やっぱり短い文が基本なんでしょうね・・・。
 また、機能的に伝える文章のところでも書きましたが、読点は一文につき2つまでというルールを決めておけば、必然的に一文は短くなります。これは私的に課題となりそうです・・・。


【行・スペース・括弧をどう有効に使うか】

 改行やスペースや括弧などは、主に強調文として機能しますけど、その種類をどういう風に使い分けるか?考えた事があるでしょうか?
 人を動かす「文章術」では、①「 」、②『 』、③( )、④【 】を使用しているようで、その意味合いがきちんと決まっているようで、以下に抜粋します。

①「 」強調と会話体
②『 』作品名、書名や映画のタイトル、テレビ番組
③( )書き手の内面描写や補足文
④【 】見出し


 私は普段「 」を使う事が多く、他はそんなに多様しません。今回文章術シリーズという事で書いているので、【 】で見出しを作ったり、段落をきちんと分けて書いていますが、そこまでです。

 便利なのでついつい多用しがちですが、川辺さんは、括弧を使わなくても通用する文章が良い文章であり、無駄がないと書かれています。でも括弧を使わない文章って、難行に近いものがありませんかね?なるべく使わないように意識しつつ、上記の4つを参考にして、自分の文章に当てはめていこうと思います。


 という感じで、人を動かす「文章術」の中で、私が参考にした部分を中心に書いてきましたが、どうだったでしょうか? 長くて嫌になった方や、途中で読み飛ばした方もいるでしょうね(泣)
 今回シルバーウィークという事で、意識的に5000字を超えるくらいの長文としています。あまり長いのも読者の方に時間と苦労を強いるのですが、今回はシリーズ物としてご容赦いただければ幸いです。

 次回は「超」文章法 野口悠紀雄さんの本を紹介いたしますので、よろしければお付き合いください。


◎文章術向上シリーズ

文章術向上シリーズ-1/5回 論文の書き方

文章術向上シリーズ-2/5回 伝わる・揺さぶる!文章を書く

文章術向上シリーズ-4/5回 「超」文章法

文章術向上シリーズ-5/5回 人の心を動かす文章術
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