近年PCや携帯は実にカラフルになってきましたが、国内PCベンダーもそうですが、HPやDELLなどといったワールドワイドな企業は、デザインコンペなどによりアーティスティックなPCを随時発表していて、カラフルを通り越して、アートの世界に踏み込んでいるように見受けられます。
私は
HP Mini 1000というUMPCを購入しており、このネットブックを買った理由の一つに、
zenデザインが気にいったというのが挙げられますが、今でもこの「渦」のようなデザインは私的にお気に入りです(ネット上では賛否両論ですが…)
HPは2007年にデザインコンペを実施して、高デザインのPCを発表していたり、京都にある日本写真印刷の技術を導入していたり、デザイナーモデルのPCを発売したりと、毎年活動が活発化しております。
HP PCデザインコンペティションby HP
PC世界シェアNo.1を支える京都発の「表現力」by ITmedia
また、DELLも丁度今Design Studioにおいて、ノートパソコンのデザインコンテストを実施していたりしますので、興味のある方は応募してみるのもいいかもしれないですね。
Design Studio by DELL
このDesign Studioで発表している、高デザインPCを眺めていると、とてもパソコンには見えず、芸術品というか「作品」にしか見えません。こんなPCが我が家にあると、正直言って浮いてしまいそうですし…。
ついにパソコンもデザインで売る時代になったかと、感慨深いものがありますが、実際のところ、PCをこれ以上高スペックにしても需要は少ないですし、新しい装備を付けても、さほど差別化にはつながりません。
事実、今発売されているUMPCやCULVノートなどは、どれもこれもスペック的には差がなく、どこに訴求していいものやらよく分からない状態だと言えます。
あの手この手を替え、商魂たくましく販売し続けるPCメーカーにとって、今の時代は厳しいのでしょうが、デザインで差別化出来れば、まだしばらくはPCの需要も膨らみそうな気がしています(気のせいかもしれないですがっ)
私自身は、ごちゃごちゃした絵が入っているものよりも、シンプルなデザインの方が好きでして、まあ人それぞれ好みが分かれるため、もっと様々なデザインPCが存在していいと思ってます。
実際のところ、よいデザインのものに囲まれている方が、よりよい物を生み出せたり、よい仕事が出来ると考えていますので、もし自分のしょぼい筐体のPCをカスタマイズし、高デザインPCへ産まれ変わる事が出来れば、そのPCに対してもっと愛着がわくはずです。長く使い続けたいと思うことでしょう。
今までPCは、道具としてスペックの増強などがカスマイズのメインでしたが、これからはデザインカスタマイズが主力になってくるのではないかと、そう思わさせてくれます。
PCを複数台所有する私も、もし手持ちのPCを安価にかつ、デザイン的に向上させる事が出来れば、使わないまでも、せめてインテリアにはなるのではないかと考えています(苦笑)
今のところ、筐体に塗装やシールなどを施すタイプが多いのですが、別に
丸いPCがあってもいいでしょうし、もっと形状にもこだわったデザインPCというのが発売されてもいいとも思います。大量生産には向きませんけどね…
私的に、筐体のデザインカスタマイズには興味津々なため、アートな方にPCの装飾を施して欲しいと思っているのですけども、そんな知り合いはおりませんのでどうにもならず…。
自分のデザインセンス・デザインスキルではたかが知れていますので、他人やそういうサービスに依存するしかないのが苦しいところではありますけど…