大きく違う日米でのSEに対するイメージby 日経PCオンライン ここが変だよみんなの対策
S&Jコンサルティング代表取締役である三輪信雄さんのコラムの記事で、5月にこの記事を元にブログを書こうとしていてすっかり忘れておりました…。
ということで、約1カ月遅れですけどもこの記事を元に書いていきたいと思います。
アメリカのSE像と日本のSE像が違うという話しは聞いたことありましたが、アメリカではSEと言えば尊敬されているのですね!おまけに給料も高いし、人気職種でもあるようです。
それに引き換え日本では…三輪さんの言葉を借りると、
「3K」を通り越して「5K」「7K」「10K」(きつい、帰れない、汚い(床下にもぐる)、給料が安い、休暇が取れない、化粧ののりが悪い、婚期が遅れる、子供を作れない、などなど)とまで言われています。
まったく人気の無い職種ってことですかね…。
確かに仕事内容によってはきついですし、LANの敷設とかすれば地べた這いずりまわるので汚いですし、給料はお世辞にも高いとは言えませんし、周りの人に悪くて(迷惑かけそうで)休暇も取りにくかったりします。
でもこの業界にいて感じるのは、そんなに悪い仕事ばかりではないよって事です。
そりゃ~ノイローゼになったり、鬱になったりする割合が多い仕事ではありますけども、やりがいだってあるし、お客様に喜んでいただけたりしますし、最先端の技術をつかさどる業界でもあります。
今の世の中「IT」が無ければどんな業界も仕事が回らない=全ての仕事に絡む、ということでもあります。
上司に押し付けられて無理矢理ITの担当者にされた方ならともかく、自分で志願してこの業界で働いている人達は、意外と満足している人も多いのではないでしょうかね?
最近の若い方々(10代後半~20代前半)がIT業界にどんなイメージを抱いているのかは、私が知る由もありませんけど、パソコンが好きだとか、iPadが好きだとか、そういう単純な動機で充分ですし、自分が関わったことが世の中の誰かの役に立っていると思えば、そんな悪い業界では無いと強く申し上げたいです。
そもそも、劣悪な環境で作業を強いられているとか、セクハラ・パワハラに耐え、お客様からの罵声におののき、家に帰れば家族からもないがしろにされるとか、そんなのIT業界だけに限りませんからね。
むしろ他の業界の方がひどい事例がたくさんあるような気がしています。
私はIT業界に入る前は、数十種類の職種を転々としてきたので、このIT業界がやっと巡りあえた天職だと考えています。しかし、もっと幅広い分野での活躍を模索していくと、IT業界だけに留まらず、他の職種もこなすようなハイブリッドな生き方を探し求めているのも事実です。
どの程度の割合かはわかりませんが、SEなどIT業界から転身してコンサルタントになる方とか多いような気がしていますので、IT業界から離れたとしても活躍する場はある・・・かも(苦笑)
あと下記の三輪さんの言葉にちょっと物申したいのですが、
ここで興味深いのは「SEという職業」ということです。日本ではSEと言うと若手のプログラマー以上PM以下という、言わば中途半端な位置づけとされていることが多いでしょう。つまりプロの職業ではなく、職位だったりするのです。
確かに日本ではSEって言うと中途半端な仕事しか出来ない、アマチュア以上プロ未満的に捉えられるケースが多いですけども、私自身は「プロ」であるという意識で働いています。
SEという職位ではありますけど、プロ意識を持って働いています。
もし私が出世して、ディレクターとか、プロジェクトマネージャーなんて呼び名になった途端から、「プロフェッショナル」として働くわけではないのです。
全てのSEが「プロ」であるとは言えないかもしれないですが、アメリカでいうシステムエンジニアというコンピュータ技術者に変わりはないのですからね。
まあそう言いつつも私自身、営業やらカスタマーサポートやら雑用までこなしますので、本当のSEではないのかもしれませんが・・・。
これからは「ご職業は?」と尋ねられたら、「
NSEです」って応えようかな?
N=なんちゃって
S=システム
E=エンジニア