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クラウドってそもそもなんじゃろ?

先日書いた当ブログのエントリーで

経産省のクラウド政策がよくわかりません
by 気になるけど

という、経済産業省のクラウドに関する報告を読み、情けなくて思わず批判してしまいましたが、そもそもクラウドってなんじゃろかいな?と自分の中でも整理がついていないことに気付いたため、ここ数日間色々思考をめぐらせておりました。また、私のお客様へクラウドの説明をする資料にもなるかな?ということで、足りない頭で考えたクラウド像というものを書いてみたいと思います。

あまり参考にはならないかもしれませんが、よろしければお付き合いください。

まず、クラウドって何なのか?どういう定義なのか?というところをWikipediaで調べても、

クラウドコンピューティングの定義や説明には多数のものがあり明確な意味を持たず、ほぼ共通する概念はインターネットを利用するということだけである。

と記載してある通り、とても曖昧模糊であることが分かりますので、その定義は人それぞれなのです。

クラウドコンピューティング
by wikipedia

私も自分なりの「クラウドとは?クラウドの定義は?」という答えを調べて考えましたが、以下のサイトのリンク先の内容が、的を射ているように思えます。

「クラウドは何が違うのか」有力8社に聞く CIO公開質問状
by ITpro

クラウドを提供する側としてのITベンダー8社のCIOに質問状を送付し、回答を得たものを掲載していますが、各社とも認識が違うところがあります。その中で私が思う「クラウドって何なの?」という答えに近いのは、マイクロソフトCIOの大場さんの回答でして、これが一番しっくりきます。

「次世代Officeはクラウド上で動く」マイクロソフト大場氏
by ITpro

以下に内容を抜書きしてみます。

Q:貴社における、対外的に公表している「クラウド」「クラウド・コンピューティング」の定義について確認したい。

A:インターネットの向こう側にあるものを活用してメリットを享受すること。

具体的にメリットを享受してもらう対象については、当社の戦略の中で3分野を定めている。1つ目は企業のIT(情報技術)部門の皆さんだ。企業のITでクラウドを利用することによって、より低コストでITを進化させられる。2つ目は企業が提供するITを実際に使うエンドユーザーの皆さん。これは企業の中にいるケースもあれば、一般家庭にいる人が企業が提供するサービスを利用する場合もある。3つ目が開発者、IT技術者の皆さんだ。クラウドの利用が広がる段階では、全部が一度にクラウドの「向こう側」に移ってしまうわけではない。既存の仕組みとか、既存のIT資産といったものをクラウドとどうつなげていくか、どう連携させていくか、どう拡張させていくか、という問題が発生する。開発者の皆様にもメリットを享受してもらえるようにすることを考えている。


う~ん、いい説明ですね!!変に抽象的でなく、自社の思うところに寄り過ぎず、という上手な内容です。

・企業のIT部門
・エンドユーザー
・開発者・技術者


この3つの視点に分けたクラウドという見方は、私も明確に意識していなかったのでとても腑に落ちました。

そう、クラウドって使う人にも提供する人にもメリットが無ければならないのですよね。どうしても提供する側が利益を生もうとしているように見えてしまうところに、真の問題はあるのかもしれません。

経済産業省の説明資料では、クラウドを利用して便利にした後、40兆円の新ビジネスを創出するということを目標にしています。もちろん、経済活動なので利益至上主義になるのは仕方がないことだと思いますけど、肝心のお金を払う側=ユーザ視点でのメリットが欠けているように感じます。

その点、大場さんの説明は、開発者側の軸も視野に入れていて、とても好感が持てます。そう、クラウドはただの器ではなく、得をする(メリットのある)社会基盤なのです。

より使いやすく、より費用をかけず、より便利な世の中にするための仕組みであって、そこに人が集まれば充分ビジネスとして成り立つと思います。なので、経済産業省の描いた説明はおかしいのではなく、その仕組み作りが明確にならないままに、40兆円云々という数字だけ目立つので、変に思えるのです。


もう少し技術的な視点でクラウドを定義するとすれば、NTTデータCIOの山田さんの説明がクラウドの分類として分かりやすいと思います。以下に抜粋します。

Q:貴社における、対外的に公表している「クラウド」「クラウド・コンピューティング」の定義について確認したい。

A:米NISTの定義に準じる。仮想化・柔軟性などがポイント。

 NTTデータは、基本的には米NIST(国立標準技術研究所)が考える「クラウド・コンピューティング」の定義を踏襲する。公式な見解を問われた時は、いつでもNISTの定義を使わせていただいている。すなわちクラウドとは、「仮想化」された「リソースプール」を、「迅速な柔軟性」でデリバリー(提供)・拡張できる「従量課金体系による」サービスだと考える。

 NISTの定義では、ハイブリッド・クラウド、パブリック・クラウド、プライベート・クラウド、コミュニティー・クラウドという、4つの展開モデルがある。当社はBtoB(法人向け事業)の企業だから、BtoC(個人向け事業)を中心としたパブリッククラウドは事業の対象としては考えていない。ただし、グーグルなどがパブリッククラウドとして提供しているサービスと組み合わせて何らかのソリューションを提供することはあり得る。


アメリカNISTのクラウド定義に準拠しているようですが、

ハイブリッドクラウド→既存の技術を幾つも組み合わせたクラウド
パブリック・クラウド→公共的かつ誰でも利用可能なクラウド
プライベート・クラウド→企業内などで構築するプライベートなクラウド
コミュニティー・クラウド→SNSなどコミュニティを重視したクラウド


など、勝手に私の中で定義しちゃいましたが、概ねこんな内容だと考えています。

この山田さんの説明自体は、広義のクラウドという説明に足り得ないのかなとも思いますが、技術的な説明としては納得できました。

結局のところ、それぞれが描くクラウドという概念はバラバラであり、「ネットの世界であれこれ出来て便利なもの」、程度の認識でも間違ってはおらず、これをビジネスに結び付けようという人達の数だけ「クラウド」が存在するのですね(苦笑)

私の最初の認識では、所詮データセンターの中であれこれSaaSやらPaaSなどと呼称を変えたサービスの一種という捉え方でしかなかったのですが、マイクロソフト大場氏の説明のように、利用する側、利用を選定する側、提供する側という3軸がメリットを得るために作り上げる基盤、というのが一番妥当ではないかと思ったのでした。

以前より使い勝手が悪くなるクラウド
以前より導入障壁が高く高価なクラウド
自分達の仕事を奪うことになるクラウド


こんなクラウドだと、マイナスにしかならないわけですからね(笑)

どうせならみんながメリットを感じるものであって欲しいです。
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| 仮想化・クラウド・分散処理 | 19:12 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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